清澄寺
清澄寺(せいちょうじ)は、千葉県鴨川市にある日蓮宗の大本山で、日蓮聖人が立教開宗した寺院として知られています。境内には国の天然記念物に指定される「清澄の大杉(千年杉)」があるほか、清澄山の山頂の旭が森から昇る朝日は「日本の朝日百選」にも選定されています。
旅行先の地図
旅行先の概要
御本尊 | 法華曼荼羅(もとは虚空蔵菩薩) |
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所在地 | 千葉県鴨川市清澄322-1 |
交通 |
JR外房線「安房天津駅」からコミュニティバス(清澄ルート)経由で約15分、「清澄寺」停留所下車 館山自動車道「君津IC」から房総スカイライン、鴨川有料道路を経由して自動車で約40分 |
拝観料 | 無料 ただし、「宝物殿」(要予約。入口階段で車椅子不可)は大人200円、中学生以下100円 |
駐車場 | 境内に入ると祈祷車向けに砕石敷の広大な平坦地がある。途中の道路沿いにも市営無料駐車場や民間の有料駐車場がある。 |
URL | http://www.seichoji.com/ |
連絡先 | 大本山清澄寺 04-7094-0525 |
歴史・由来
清澄寺(せいちょうじ)は、千葉県鴨川市の清澄山上にある日蓮宗の大本山で、もとは虚空蔵菩薩を祀る天台宗の寺院でしたが、のちに日蓮宗に改宗しています。
奈良時代の宝亀2年(771)、「不思議法師」とよばれる旅の僧侶が、山が光るのを見て虚空蔵菩薩の像を彫り、これを祀る寺院を建立して山岳宗教の拠点としたのがはじまりで、承和3年(836)には慈覚大師円仁がこの地を訪れて清澄寺を再興し、天台宗の寺院となったと伝えられています。
貞応元年(1222)、今の鴨川市小湊の漁民の子として誕生した日蓮は、天福元年(1232)、12歳のときにに清澄寺の道善房に入門し、出家得度しますが、本尊の虚空蔵菩薩(能満虚空蔵尊)に「日本第一の智者となし給へ」と誓願すると、比叡山をはじめ各地を遊学します。
そうしたなかで、法華経が唯一の救済の手段であることを確信した日蓮は、建長5年(1253)、32歳のときにふたたび清澄寺へと帰山し、境内の高台にある旭が森で昇天する朝日に向かってはじめて「南無妙法蓮華経」という題目を唱え、この地で「立教開宗」したといいます。
境内には天然記念物として国が指定する「清澄の大杉(千年杉)」があり、長い歴史を感じさせるほか、旭が森から昇る朝日は「日本の朝日百選」にも選定されていて、特に元旦の初日の出は地理的に本州の東端にあたることから「日本一早い初日の出」として知られています。
車椅子で旅行するポイント
大堂:能満虚空蔵尊 寺務所 祖師堂 鐘楼 観音堂 中門 宝物殿 本院 札所 仁王門 祈祷車駐車場 千年杉 星の井戸 練行堂 報恩殿 信育道場 研修会館 会館建物内駐車場 天富神社 旭が森 仏舎利塔 鴨川市営清澄第1駐車場:無料 |
移動のしやすさ
★★★☆☆
バリアフリーの状況
清澄寺は標高377メートルの清澄山の上に位置しているため、境内の小高い場所に堂宇がある。車椅子用の参拝ルートがあるので、自動車で境内にまで乗りつければ、介助をしてもらった上で参拝ができる。ただし、堂の上までは階段があるので不可。
周辺の名所・観光スポット
鴨川シーワールド
「鴨川シーワールド」は、「海の世界との出会い」をコンセプトとする水族館で、11000点を超える海生生物が展示されています。館内ではサメの一種であるベルーガの水中パフォーマンスやイルカショーなどが楽しめます。温泉大浴場もあるオーシャンビューのオフィシャルホテルが併設されているほか、ギフトショップやバイキングレストラン、フードコートなどのさまざまな楽しみ方ができる施設があります。
【スロープ、エレベーター、身障者用トイレ、車椅子観覧スペース、車椅子貸出あり】
■参考リンク:<公式>鴨川シーワールド-東京・千葉の水族館テーマパーク