東本願寺

2016年5月10日寺院

東本願寺は、京都府京都市にある真宗大谷派の本山で、正しくは「真宗本廟」といいます。慶長7年(1602)、徳川家康が教如上人に寺地を寄進したのがはじまりです。境内には巨大な御影堂、阿弥陀堂、大寝殿などの建物があります。

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旅行先の地図

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旅行先の概要

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御本尊 阿弥陀如来
所在地 京都府京都市下京区烏丸通七条上ル常葉町754
交通 JR・近鉄・京都市営地下鉄「京都駅」から徒歩で約7分
京都市営地下鉄「五条駅」から徒歩で約5分
京都駅から京都市バス経由で約3分、「烏丸七条」停留所下車
名神高速道路「京都南IC」から車で約10分
拝観料 無料
駐車場 門前の国道24号側道の時間制限駐車区間(パーキングチケット:1回300円)または周辺の民間有料駐車場を利用
境内にも花屋町通側の宗務所門、内事門から入れる舗装駐車場があるが観光用ではない(入口に警備員あり)
URL
連絡先 東本願寺(真宗本廟) 075-371-9181

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歴史・由来

東本願寺は、京都府京都市にある真宗大谷派の本山で、正しくは「真宗本廟」といいます。

慶長7年(1602)、徳川家康から教如上人に寺地が寄進されたことから、翌慶長8年(1603)、上野国(現在の群馬県前橋市)にあった妙安寺から宗祖である親鸞聖人の御影を迎え、同年に阿弥陀堂を、さらに翌慶長9年(1604)に御影堂を建立したのがはじまりです。

なお、豊臣秀吉の時代には教如上人が引退させられ、准如上人が本願寺法主となっていたことから、新たな本願寺の誕生によって、准如上人派の西本願寺、教如上人派の東本願寺に分立することになりました。

東本願寺境内にある巨大な御影堂、阿弥陀堂などの建物は、江戸時代当時のものは火災で焼失してしまったため、明治時代に再建されたものとなっていますが、たとえば御影堂は間口と面積でみるとわが国最大の仏堂であり、伝統的な様式に沿った貴重な建築物といえるため、国の登録有形文化財になっています。

車椅子で旅行するポイント

higashihonganji_temple_1.jpg 【1】東本願寺門前。烏丸通側道にパーキングチケットで駐車可。花屋町通の門(警備員常駐)から境内駐車場にも入れるが基本的に観光客用ではない。
higashihonganji_temple_2.jpg 【2】東本願寺正面の大きな御影堂門は階段があるため、階段がない南側の阿弥陀堂門へ。
higashihonganji_temple_3.jpg 【3】阿弥陀堂門から境内へ。大部分は玉砂利が敷かれているが、一部に石畳の通路があるのでここを通ると移動が楽。
higashihonganji_temple_4.jpg 【4】東本願寺の御影堂。正面は階段となっているが、階段を避けて堂上に行くエレベーターもある。
higashihonganji_temple_5.jpg 【5】御影堂と阿弥陀堂の間にエレベーターの案内看板。この通路を進むとエレベーター、さらに先に西側駐車場がある。
higashihonganji_temple_6.jpg 【6】御影堂と阿弥陀堂の間の通路の奥の西側駐車場。舗装されていて堂に近い側が身障者区画。
higashihonganji_temple_7.jpg 【7】エレベーターで上った東本願寺御影堂の内部。廊下は板張りで平坦。スロープで畳の間にも車椅子移動が可能。
higashihonganji_temple_8.jpg 【8】エレベーター周辺に身障者用トイレもある。他にも阿弥陀堂門わき、接待所ギャラリー内など複数箇所に身障者トイレあり。


東本願寺境内図

移動のしやすさ

★★★★★

バリアフリーの状況

境内は厚く玉砂利が敷かれていてそのままでは移動しにくいが、平坦な石畳の通路部分があるため、この通路に沿って移動すれば車椅子でも参拝は容易。阿弥陀堂と御影堂の間の通路からは、堂内に入るエレベーターや西側駐車場の身障者区画に出られるようになっている。身障者用トイレも門の付近や御影堂内など各所に設置されている。また、堂内にも車椅子用のスロープがあり、畳敷きの部分にまで上れる点は特筆すべきところである。

周辺の名所・観光スポット

京都鉄道博物館

鉄道の歴史を通して日本の近代化のあゆみを体感しできる博物館で、京都駅近くの梅小路公園内にある。かつての梅小路蒸気機関車館に収蔵・展示していた蒸気機関車を含め、0系新幹線など53両の車両の実物を展示している。
【スロープ、多目的トイレ、エレベーター、車椅子貸出、身障者割引(手帳提示で半額)あり】

■参考リンク:京都鉄道博物館

このページの執筆者
@tabisora110