出流原弁天池

2017年11月11日パワースポット

出流原弁天池は、栃木県佐野市の磯山公園内にあり、環境庁の「名水百選」に選定されているほか、栃木県の天然記念物にも指定されています。池の水は古生層石灰岩の割れ目から湧出しており、抜群の透明度を誇るほか、周辺には伝説に彩られた涌釜神社、懸崖造りの磯山弁財天、赤見温泉の旅館群や釣り堀などの名所やレジャースポットもあります。

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旅行先の地図

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旅行先の概要

種別 栃木県指定天然記念物、名水百選(昭和の名水百選)
所在地 栃木県佐野市出流原1117
交通 JR両毛線・東武佐野線「佐野駅」から市営バス(さくらの里線)経由で約35分、「赤見温泉」停留所下車
北関東自動車道「佐野田沼IC」から車で約15分
拝観料 無料
駐車場 「磯山公園駐車場」として入口付近に舗装された無料駐車場5台分あり
満車時は舗装済みの「一乃館駐車場」も無料開放中
他に「磯山弁財天駐車場」の砕石敷きの無料駐車場あり
URL
連絡先 佐野市都市整備課 0283-20-3101
ただし、磯山弁財天・涌釜神社の御朱印や名水の持ち帰りはホテル一乃館(0283-25-0228)、福寿荘売店(0283-25-0410)で対応

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歴史・由来

出流原弁天池(いずるはらべんてんいけ)は、栃木県佐野市の磯山公園内にあり、環境庁の「日本名水百選」に選定されているほか、栃木県の天然記念物にも指定されています。

池の水は秩父古生層の石灰岩の割れ目から日量約2,400トンほど湧出し、地元でボランティア清掃を行うなどして維持管理しているため、抜群の透明度を誇っています。その一部は赤見温泉としても用いられており、出流原弁天池の周囲には、旅館や釣り堀などのやレジャースポットも多くみられます。

また、かつて村人が干魃で困っていたところに不思議な老人が現れ、杖で岩を突くと水が湧き出したことから、この老人にあたる人丸様(柿本人麻呂)を養水の神として併せ祀ったのが、池のたもとにある涌釜神社(わっかまじんじゃ)とされています。

ほかにも、朝日長者が出流原弁天に願掛けして授かった鶴姫が18歳のとき行方不明になり、「娘は弁天池の鯉に化生しており、龍になって昇天するには莫大な財宝が必要」との神のお告げを受けて、長者が後山に財宝を埋めたという「朝日長者伝説」も残されています。

弁天池の後ろに聳える磯山弁財天は、唐沢山城主・藤原秀郷が天暦2年(948)に勧請し、火災で焼失後、鎌倉時代に再建されたと伝わるもので、朱塗りの見事な懸崖造りの本殿には、人頭蛇身の宇賀神像と金色の宮殿に入った八臂の弁財天像が祀られており、12年ごとの巳年の御開帳の際には別当寺の淵龍寺から稚児行列が繰り出します。

車椅子で旅行するポイント

出流原弁天池_1.jpg 【1】涌釜神社側の入口鳥居。奥に太鼓橋が架かっている。道路反対側を行くと一乃館駐車場。
出流原弁天池_2.jpg 【2】歩道が整備された前面道路を東に進むと舗装された磯山公園駐車場がある。
出流原弁天池_3.jpg 【3】駐車場からトイレ棟(車椅子不可)、町会公民館のある入口に向かうと段差なく公園内に入れる。
出流原弁天池_4.jpg 【4】出流原弁天池の周辺。砕石が敷かれた遊歩道になっており介助があれば移動可。
出流原弁天池_5.jpg 【5】磯山弁財天へは階段のため車椅子不可。ただし山門(拝殿)、本殿とも下から眺望できる。



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園内配置図
磯山公園 出流原弁天池 涌釜神社 福寿荘売店 福寿荘 赤見温泉バス停留所 出流原町町会公民館 トイレ 磯山地蔵尊 磯山公園駐車場 磯山弁財天(本殿) 山門(拝殿) 鐘楼 銭あらい弁天 根本神社 三峯神社 雷電神社 四阿(あずまや) 磯山弁財天駐車場 ホテル一乃館 一乃館駐車場 公園荘 ほまれ荘 湯沢商店 栃木県道175号山形寺岡線 国道293号


移動のしやすさ

★★★☆☆

バリアフリーの状況

出流原弁天池がある磯山公園に目立った車椅子用の設備はないが、出流原町民公民館がある側から入ると園内は砕石が敷かれており、介助があれば移動可。磯山公園の駐車場は台数が少ないため、満車時は一乃館駐車場を利用できる。涌釜神社、磯山弁財天はともに階段のため車椅子不可。

周辺の名所・観光スポット

道の駅どまんなかたぬま

本格中華料理「花と華」ほかのレストランや、名物いもフライ、佐野ラーメン、手作りジェラートなどの軽食店、土産品店が集まる道の駅で、農産物直売所では地元産の新鮮野菜類やブランド米も販売している。北関東自動車道沿線では唯一の無料の足湯もオープンしている。付近には佐野プレミアムアウトレット、唐沢山城跡、佐野厄除け大師などの見どころもある。
【身障者用トイレ(オストメイト対応)・駐車場・点字ブロック・車椅子貸出あり】

■参考リンク:道の駅どまんなかたぬま

このページの執筆者
@tabisora110