むきばんだ史跡公園
妻木晩田(むきばんだ)遺跡は、鳥取県の大山の麓にある大規模な環濠集落遺跡です。900棟以上の住居跡や珍しい四隅突出型墳丘墓などの墳墓をはじめ、古代に栄えたクニの中心地であることを示す痕跡が多数発見されています。現在は公園として整備され、墳墓群からは美保湾を見渡すことができます。
旅行先について
地図
旅行先の概要
所在地 | 鳥取県西伯郡大山町妻木1115-4 |
---|---|
交通 | 山陰自動車道「淀江IC」から車で約5分 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 遺跡入口に舗装された無料駐車場(収容台数:大型3台、小型車60台)あり。身障者用区画あり。 |
URL | 鳥取県立むきばんだ史跡公園 |
連絡先 | 鳥取県立むきばんだ史跡公園 0859-37-4000 |
歴史・由来
伯耆大山(だいせん)の麓にある大規模な環濠集落「妻木晩田(むきばんだ)遺跡」を史跡公園として保存・整備したものです。
現在も発掘は続いていますが、これまでに弥生時代中期末(1世紀前半)から古墳時代前期(3世紀前半)にかけての竪穴住居跡や掘立柱建物900棟以上、山陰地方に特徴的な四隅突出型墳丘墓などの墳墓34基をはじめ、古代長きにわたって栄えたクニの中心地であることを示す痕跡が多数発見されています。
この遺跡の周辺には、本州では唯一の出土例となる石馬を伴う前方後円墳・石馬谷古墳や、白鳳時代の壁画が発掘された上淀廃寺などの史跡もあります。
公園内の洞ノ原地区には竪穴住居や高床倉庫が復元されており、往時のムラのようすがわかります。特に、古代の首長たちの墳墓群は美保湾を見渡す丘陵先端部にあり、絶景スポットのひとつです。
また、地元では妻木晩田遺跡をもじったゆるキャラ「むきぱんだ」が活躍しています。
車椅子で旅行するポイント
埋蔵文化財研究棟 弥生の館むきばんだ 洞ノ原地区 広域農道 鳥取県道310号坊領淀江停車場線 大山 山陰自動車道淀江インターチェンジ 上淀廃寺 建物跡 竪穴住居 高床倉庫 洞ノ原墳墓群:四隅突出型墳丘墓 |
移動のしやすさ
★★★★★
バリアフリーの状況
妻木晩田遺跡は史跡公園として整備されているため、弥生の館などの展示施設には身障者用トイレ・駐車場が完備されているほか、遺跡そのものに通じる舗装済みの歩道もあって、場所を選べば車椅子でも移動ができるようになっている。また時間帯によってはボランティアガイドによる案内も申し込みが可能である。
周辺の名所・観光スポット
上淀白鳳の丘展示館
妻木晩田遺跡近くにある上淀廃寺跡から出土した彩色壁画や塑像片、奈良時代以降の金堂内部模型、その他発掘された考古資料などを収蔵・展示するガイダンス施設。地場産品の物販・レストラン「どんぐり館」、温浴施設「淀江ゆめ温泉」、復元古墳や古代ハスの池などがある「伯耆古代の丘公園」を併設している。
■参考リンク:上淀白鳳の丘展示館