大湯環状列石

2016年8月12日パワースポット

大湯環状列石は、秋田県鹿角市にある縄文後期の配石遺跡、いわゆるストーンサークルで、国の特別史跡に指定されています。大きくは野中堂環状列石、万座環状列石のふたつからなり、古代人が河原石を円形に並べたその目的として、共同墓地や日時計といった各種の説があります。

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旅行先の地図

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旅行先の概要

種類 特別史跡
所在地 秋田県鹿角市十和田大湯字万座45【大湯ストーンサークル館】
交通 JR花輪線「鹿角花輪駅」から秋北バス(「大湯温泉」行き)で約25分、「環状列石前」停留所下車
東北自動車道「十和田IC」から車で約15分
観覧料 なし
ただし、「大湯ストーンサークル館」の「展示ホール」は子供100円、大人300円
駐車場 「大湯ストーンサークル館」に舗装された無料駐車場あり。身障者用区画(2台)あり
URL
連絡先 大湯ストーンサークル館 0186-37-3822

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歴史・由来

大湯環状列石は、秋田県鹿角市の大湯地区にある縄文後期の配石遺跡、いわゆるストーンサークルで、国の特別史跡に指定されています。

大きくは「野中堂環状列石」、「万座環状列石」のふたつからなり、それぞれ直径44メートル、直径52メートルの範囲にわたって、安久谷川から運ばれてきたとみられる河原石を並べ、外帯・内帯とよばれる二重の円をつくっています。

野中堂環状列石の北東にある、構造的に似通った「一本木後ロ(いっぽんぎうしろ)配石遺構群」では、配石の下から甕棺や石鏃などの副葬品がみつかったことから、大湯環状列石についても、縄文時代の共同墓地にあたるものと考えられています。

また、大湯環状列石のなかには夏至の太陽の没する方向に重なるように組まれた配石遺構もみつかっており、これは日時計としての役割を果たしていたものと考えられています。

大湯環状列石の一角には掘立柱建物の跡などもあり、現在はこうした建物の一部が復元されているほか、出土遺物の展示目的をはじめとする複合施設の「大湯ストーンサークル館」も開館しています。

車椅子で旅行するポイント

oyu_stone_circle_1.jpg 【1】大湯環状列石の万座環状列石。県道沿いから眺望できる。周囲は芝生になっており、遺跡そのものはロープで囲っている。
oyu_stone_circle_2.jpg 【2】史跡内には足元にこのような案内板が随所にあるので、案内にそって散策路を移動する。車椅子でも移動可。
oyu_stone_circle_3.jpg 【3】県道を渡り野中堂環状列石へ。手すりのある散策路は芝生そのものではなく石畳を敷いて移動しやすくしている。


大湯環状列石配置図

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境内配置図 [凡例]
大湯ストーンサークル館 環状列石前バス停 鹿角市出土文化財管理センター 五本柱建物跡 掘立柱建物 万座環状列石 万座配石遺構群 JA穀物倉庫 野中堂環状列石 野中配石遺構群 浅間神社 秋田県道66号十二所花輪大湯線 広域農道 大湯 花輪

移動のしやすさ

★★★★★

バリアフリーの状況

「大湯ストーンサークル館」には身障者用トイレ、駐車場ともあり、ここを拠点に「大湯環状列石」の見学ができる。遺跡の中心と「大湯ストーンサークル館」との間は400メートルほど離れているが、散策路で連絡しており、車椅子での移動にも支障はない。ただし、「万座環状列石」と「野中堂環状列石」は県道で分断されているので、両方とも見学する場合は交通に注意する必要がある。県道沿いの散策路の入口に停車してからのほうがよいかもしれない。

周辺の名所・観光スポット

大湯ストーンサークル館

大湯環状列石(ストーンサークル)の傍らにつくられた複合施設。一般向けの「展示ホール」では、大湯環状列石の発掘調査の成果や土器などの古代の遺物を展示している。ほかに、ミュージアムショップを併設する休憩ロビー「野中堂ホール」、土器やペンダントづくりの体験ができる「縄文工房」、会議利用が可能な「万座ホール」、考古学に関する図書の閲覧が可能な「ギャラリー」などからなっている。
【身障者用トイレ・身障者用駐車場・スロープ・車椅子貸出あり】

■参考リンク:鹿角市>大湯ストーンサークル館

このページの執筆者
@tabisora110