キリストの墓

2013年11月13日パワースポット

キリストの墓は、青森県新郷村戸来地区にある、イエス・キリストとその身代わりになった弟の墓とされる場所です。昭和初期に新宗教・天津教の竹内巨麿らが来村しこの説を広めています。真偽不詳ながら村の観光地となっており、傍らには「キリストの里伝承館」があります。

旅行先について

地図

旅行先の概要

所在地 青森県三戸郡新郷村大字戸来字野月33-1
交通 八戸自動車道「八戸IC」から車で約1時間
拝観料 無料。ただし、「キリストの里伝承館」は入館料大人200円、小・中学生100円。
駐車場 国道沿いの入口に舗装済みの無料駐車場あり
URL
連絡先 キリストの里伝承館 0178-78-3741

歴史・由来

青森県新郷村戸来地区にある、イエス・キリストとその身代わりになってゴルゴダの丘で処刑された弟イスキリの墓とされる場所です。

もともと「墓所館」と呼ばれていて由来不明の2つの塚があり、地元の旧家・沢口家が管理してきた墓地でしたが、昭和10年(1935)に新宗教・天津教の竹内巨麿(きよまろ)らが戸来村(現新郷村大字戸来)を訪れ、この塚をイエス・キリストとその身代わりになってゴルゴダの丘で処刑された弟イスキリの墓と断定し、それぞれ「十来塚」、「十代墓」と書くように村長に進言したとのことです。

その根拠として、戸来村の村名は「ヘブライ」の音に由来する、盆踊りで歌われる「ナニャドヤラ」は古代ヘブライ語に訳すとヤハゥエを称える意味になる、墓守の沢口家の家紋・桔梗紋はユダヤのシンボル六芒星に類似する、子供の額に墨で十字を書く風習がある、などをあげています。

竹内巨麿は茨城県の磯原を拠点として天津教(現・皇祖皇太神宮)を創設し、陸海軍将校ら多くの信者を獲得し、『竹内文書』なる古文書をもとに、神武天皇以前に72代の天皇が存在し世界を統治していたなどと主張したため、戦前に不敬罪で起訴され、大審院で宗教上の事案だとして無罪になっています。

また、『竹内文書』に心酔したキリスト教者の酒井勝軍(かつとき)は、付近の大石神の巨石を人工のピラミッドであると主張しました。

現在では『竹内文書』は偽書といわれていますが、この場所は村の貴重な観光資源となり、森林に囲まれた「キリストの里公園」として整備され、傍らには「キリストの里伝承館」が建っています。

車椅子で旅行するポイント

【1】国道沿いに舗装駐車場があるが、歩道に上るには縁石の段差がある。
【2】国道を数十メートル先へ行くと、段差のない歩道への入口がある。車両注意。
【2-1】歩道への入口
【3】やや傾斜のある坂道を100メートル上ると正面に伝承館、右手に塚があるが入口は階段。
【4】階段を避け、伝承館の下から塚に上がる砕石敷の小道がある。
【5】キリストの墓。周囲は砕石敷で塚の周囲は木柵で囲まれている。





周辺の名所・観光スポット

十和田湖

十和田八幡平国立公園内にある湖で、奥入瀬川が流れ込む。美しい砂浜と自然林が広がる風光明媚な場所で、中山半島には十和田神社が鎮座し、高村光太郎作のブロンズ像「乙女の像」があるほか、温泉ホテルが複数ある。また、湖上では観光遊覧船も運航している。
【湖畔にバリアフリー対応の宿泊施設あり。神社は森林内の散策路を通るため足元悪く車椅子には不適。遊覧船は乗船可能だがバリアフリーではないため事前連絡を要する。】

■参考サイト:十和田湖国立公園協会

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このページの執筆者
@tabisora110