吉備津神社

2013年5月28日神社

吉備津神社は、岡山県岡山市にある旧官幣中社で、御祭神は崇神天皇の御代に西国を平定した大吉備津彦命です。本殿(正宮)は応永32年(1425)足利義満が再建したもので、数百メートルにも及ぶ大回廊で有名であり、湯釜の鳴動で吉凶を占う「釜鳴神事」も特徴的です。

旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神大吉備津彦命
所在地岡山県岡山市北区吉備津931
交通JR吉備線「吉備津駅」から徒歩5分。
山陽自動車道「吉備スマートIC」(ETC限定)から約5分。
拝観料無料
駐車場参道入口に無料駐車場(普通車270台、バス3台収容)あり。
URL
連絡先吉備津神社 086-287-4111

歴史・由来

吉備津神社は、岡山県岡山市、歌枕として知られる「吉備の中山」の西麓にある旧官幣中社で、御祭神は、崇神天皇の御代に四道将軍の一人として山陽道を制圧したと『日本書紀』が伝える大吉備津彦命ほか一族の神々です。『延喜式』神名帳には名神大社とあり、備中国一の宮として崇敬されてきました。

本殿(正宮)は応永32年(1425)足利義満の再建によるもので、「吉備津造」といわれる独特な屋根をもつ神社建築は国宝に指定されています。本殿を中心とした主要な社殿は、数百メートルの回廊で連絡されています。

また、境内の御釜殿は上田秋成の『雨月物語』にも取り上げられた釜鳴神事で有名です。この神事は、桃太郎の鬼のモチーフとされる温羅(うら)の精霊をなぐさめるためにはじまったとされ、湯釜の音で吉凶を占うものです。

車椅子で旅行するポイント

【1】表参道の手前に舗装された無料駐車場があり、奥に身障者用を含むトイレ棟が設置されている。
【1-1】身障者用トイレ内部
【2】表参道は石階段につき、車椅子での移動は困難。車ですぐ左手の坂道へ迂回。
【3】「自動車清祓所入口」看板のある急な坂道を、途中右手の清祓所に入らずに、どこまでも奥へと進む。
【4】坂道の奥は行き止まりとなっており、右手に手すり付きのスロープが境内に続いている。
【5】スロープを降りると平坦な通路となり、途中に身障者用トイレが設置されている。
【5-1】身障者用トイレ内部
【6】コンクリート舗装の通路は左に折れて祈祷殿の脇に沿って続く。直進すれば拝殿や回廊に至るが、5センチほどの段差がある。
【7】吉備津神社の国宝本殿。脇から見ると吉備津造りの特徴的な建物となっている。





周辺の名所・観光スポット

高松城址公園

松山往来沿いの要衝にあった国史跡「備中高松城」を公園として整備したもの。羽柴秀吉が軍師・黒田官兵衛の献策により築堤し城を水没させたという「備中高松城水攻め」の舞台として有名。本丸跡には敗れた毛利方の城主・清水宗治の首塚があるほか、秀吉の堰堤跡が僅かに残る。また、園内には資料館が開館している。
【身障者用トイレ・駐車場あり。資料館は階段につき車椅子不可】

■参考リンク:岡山観光Web>備中高松城址

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このページの執筆者
@tabisora110