丹生都比売神社
丹生都比売神社は、和歌山県伊都郡かつらぎ町にある式内社で、紀伊国一宮として栄えました。高野山金剛峯寺への入口にあたることから古くからのつながりがあり、ユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つにも数えられます。朱色の鮮やかな楼門や本殿などの建物は国の重要文化財に指定されています。
旅行先について
地図
(この地図の緯度:34.262722, 経度:135.522)
旅行先の概要
御祭神 |
【第一殿】丹生都比売大神 【第二殿】高野御子大神 【第三殿】大食都比売大神 【第四殿】市杵島比売大神 |
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所在地 | 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230 |
交通 |
阪和自動車道「和歌山IC」から車で約50分 JR和歌山線「笠田駅」からかつらぎ町コミュニティバス(天野コース)で約30分、「丹生都比売神社前」下車 【大人(中学生以上)200円、障害者・介護者とも手帳提示で半額】 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 |
境内北側に第一駐車場、西側に第二駐車場あり。ともに砕石敷きで無料、身障者用トイレ併設。 ただし、駐車場から境内への車椅子での経路は車椅子で旅行するポイントを参照のこと。 |
URL | 丹生都比売神社 |
連絡先 | 丹生都比売神社 0736-26-0102 |
歴史・由来
丹生都比売神社は、和歌山県伊都郡かつらぎ町にある神社です。平安時代の『延喜式』神名帳に載る式内社で、紀伊国一宮ともいわれます。
『播磨国風土記』によれば、神功皇后の三韓征伐の際、爾保都比売(丹生都比売)命の神託に従って鉾や軍船、衣服に赤土を塗ったところ、船が何の妨害も受けずに進み勝利を得たことから、丹生川の水源地に当たる紀伊国の藤代之峰にこの神を祀ったのがじまりとされます。
丹生都比売神は水銀を含む赤土をいう「丹」を司る神、あるいは水を管理する水分(みくまり)の神と見られています。
また、丹生都比売神の御子神である高野御子神は「狩場明神」とも呼ばれ、空海が高野山を開いたとき、2匹の犬を連れた猟師の姿に変化して道案内をし、高野の地を譲ったとする伝説があります。
真言密教の聖地である高野山金剛峯寺への入口に当たり、古くからつながりの深いこの神社は、ユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つにも数えられています。
丹生都比売神社の本殿は檜皮葺・春日造の同一形態の4棟が並び、いずれも室町時代以降に再建されたもので、朱色の鮮やかな楼門などの建物とともに、国の重要文化財に指定されています。
車椅子で旅行するポイント
本殿 楼門 佐波神社 授与所 中鳥居 禊橋 鏡池 輪橋(太鼓橋) 外鳥居 臨時駐車場 第二駐車場 第一駐車場 丹生都比売神社前バス停 宝篋印塔 県道4号線 |
移動のしやすさ
★★★★☆
バリアフリーの状況
丹生都比売神社の駐車場には多機能トイレが整備され、オストメイトにも対応している。また、境内の授与所前まで来れば、楼門前の石段も簡易舗装の通路を経由して容易に迂回することが可能である。本来であれば駐車場から車椅子で直接境内に出入りできる段差のないルートがあればわかりやすいのだが、史跡指定を受けているため難しいのだろう。
周辺の名所・観光スポット
高野山金剛峯寺
高野山金剛峯寺は、和歌山県伊都郡高野町にある高野山真言宗の総本山です。平安初期に嵯峨天皇からこの地を賜った空海(弘法大師)が開創し、山内には国宝の不動堂をはじめとする数多くの建造物がみられます。また、奥之院には戦国武将の上杉謙信や佐竹義重の霊屋、織田信長や武田信玄、明智光秀の墓碑などが建てられています。
【身障者用トイレ・駐車場・スロープあり】
■参考リンク:高野山金剛峯寺