大樹寺

2021年2月22日寺院

大樹寺は、愛知県岡崎市にある浄土宗の寺院で、松平氏(徳川氏)の菩提寺です。桶狭間の戦いの際、今川方として参戦していた松平元康(後の徳川家康)が織田勢の追撃に遭ってこの寺で自害しようとしていたところ、住職に諭されて思いとどまったというエピソードで知られます。

旅行先について

地図


(この地図の緯度:34.984406, 経度:137.165303

旅行先の概要

御本尊 阿弥陀如来
所在地 愛知県岡崎市鴨田町広元5-1
交通 東名高速道路「岡崎IC」から車で約15分
名鉄「東岡崎駅」から名鉄バス(大樹寺行き)経由で約15分、「大樹寺」停留所下車、徒歩約10分
拝観料 境内自由
ただし、「宝物殿・大方丈拝観」は大人500円、小中学生300円、幼児無料
(拝観時間は原則9時~16時で変更あり、年中無休)
駐車場 舗装済みの「タイムズ大樹寺」駐車場あり(乗用車60分300円、24時間最大500円)
URL
連絡先 大樹寺 0538-43-3601

歴史・由来

大樹寺は、愛知県岡崎市にある浄土宗の寺院で、松平氏(徳川氏)の菩提寺です。

文明7年(1475)、安祥松平氏初代にあたる松平親忠が開基となり、井田野合戦の戦死者を弔うために創建されたと伝わっています。

桶狭間の戦いの際、今川方として参戦していた松平元康(後の徳川家康)が織田勢の追撃に遭い、この寺で自害しようとしていたところ、住職の登誉天室から「厭離穢土欣求浄土」の教えを受けて思いとどまったというエピソードで知られます。

大樹寺には徳川歴代将軍の等身大といわれる位牌が安置されているほか、境内の多宝塔は国重要文化財に指定されています。

車椅子で旅行するポイント

【1】大樹寺の山門は基壇が高くなっており乗り越えられないので迂回する。
【2】駐車場の中を通ると段差なく境内に入れる。
【3】大樹寺の本堂付近。平坦な地形に玉砂利が敷かれている。参道両側の溝にのみ注意。





境内配置図 [凡例]
山門 売店 鐘楼 豊国稲荷 本堂 大方丈 収蔵庫 宝仏殿(位牌堂) 開山堂 霊園 廟所 舎利殿 熊野権現社 トイレ 大樹寺保育園 大樹寺小学校 国道248号 大樹寺3丁目交差点

移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

大樹寺の山門は基壇の段差が大きいが、大樹寺保育園に隣接する駐車場からであれば、段差なく境内に入ることができる。境内は玉砂利が敷かれ、正面参道の両側には溝があるものの、おおむね平坦な地形となっているので車椅子でも支障はない。

周辺の名所・観光スポット

岡崎城

「岡崎城」は、矢作川沿いにそびえる龍頭山に、三河守護代の西郷稠頼が室町時代に築いたのが始まりで、後に徳川家康の祖父にあたる松平清康が奪い取って大規模な改修を加えたもので、徳川家康が誕生した城としても有名です。江戸時代には水野家や本多家など、徳川家からの信頼が厚い譜代大名が封じられていました。明治時代に廃城となりますが、戦後の昭和34年(1959)に3層5階建ての天守が復興され、「日本100名城」の一つに選定されました。また、岡崎城を中心とするエリアは「岡崎公園」として整備されています。
【身障者用駐車場・トイレ・スロープあり。ただし、天守閣はエレベーターがないので車椅子は利用不可。】

■参考リンク:岡崎公園

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このページの執筆者
@tabisora110