栄福寺薬師堂
栄福寺薬師堂は、千葉県印西市の角田地区にある薬師堂で、棟札から室町時代に建立されたことがわかる、千葉県下で最古の木造建築物です。栄福寺そのものは行基が開基したと伝わり、境内には薬師堂のほか熊野神社も鎮座するなど、かつての神仏習合の頃の様子がよくわかる配置となっています。薬師堂は3間四方の茅葺き、寄棟造のもので、国の重要文化財にも指定されています。
旅行先の地図
(この地図の緯度:35.7872, 経度:140.1919)
旅行先の概要
御本尊 | 薬師如来 |
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所在地 | 千葉県印西市角田2 |
交通 |
北総鉄道北総線「印旛日本医大駅」から徒歩約20分 東関東自動車道「成田IC」から車で約30分 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | なし。ただし前面道路にごみ集積所が隣接し広いスペースになっている。 |
URL | 栄福寺薬師堂 |
連絡先 | 西定寺(印西市山田2635) 0476-98-0194 |
歴史・由来
栄福寺薬師堂は、千葉県印西市の角田地区にある薬師堂で、千葉県下で最古の木造建築物として知られています。
栄福寺そのものの由来は明らかではないものの、奈良時代の天平年間に行基が開基したと伝わっており、境内には薬師堂や鐘楼のほか、鳥居が設けられた奥に熊野神社も鎮座するなど、かつての神仏習合の頃の様子がよくわかる配置となっています。
薬師堂は3間四方の茅葺き、寄棟造のもので、柱は朱塗りで外陣に極彩色で天女の天井画が描かれています。正面の向拝の部分は江戸時代に付け加えられたものですが、棟札に文明4年(1472)の銘があることから本体の部分は室町時代に建立されたことが明らかで、国の重要文化財に指定されています。
薬師堂内の厨子に入った本尊の薬師如来像は秘仏ですが、33年に一度の御開扉があり、近年では平成29年(2017)11月12日に地元の角田地区の集落が中心となり、稚児行列を伴って盛大に執り行われました。
また薬師堂の脇にあるビンズル大師は表面が摩滅していますが左甚五郎一夜の作とされており、その傍らには印西大師65番の札所になっている大師堂があります。
車椅子で旅行するポイント
栄福寺 手水舎 鐘楼 薬師堂 ビンズル大師 熊野神社 木製鳥居 石鳥居 ごみ集積所 国道464号鎌苅北交差点 千葉県道65号佐倉印西線 |
移動のしやすさ
★★★☆☆
バリアフリーの状況
栄福寺は既存集落内にあり国道464号からの進入路がわかりづらい。専用の駐車場は特にないが前面道路のごみ集積所が広いスペースになっている。正面参道は薬師堂、熊野神社どちらも石段なので東側の平坦な場所から境内に入る。熊野神社のほうは傾斜がきついが石段脇がスロープ状になっている。身障者用トイレは1.5キロ東の印旛日本医大駅にある。
周辺の名所・観光スポット
国立歴史民俗博物館
「国立歴史民俗博物館」は、昭和58年に佐倉城跡の一角に開設された、日本の歴史と民俗文化について総合的に研究・展示する博物館です。大学の共同研究施設の位置付けで、教授職をはじめとするスタッフが在籍しています。施設の延べ床面積は3.5万平方メートルに及び、常設展示では古代から現代にわたる歴史・民俗関連の実物資料や精密な複製品が多数展示されています。
【スロープ、エレベーター、身障者用トイレ、身障者駐車スペース、車椅子貸出あり。障害者手帳提示により介助者とも入館無料】