崖観音

2016年3月13日寺院

崖観音は、「船形山大福寺」という真言宗の寺院で、房総半島を望む船形山の切り立った崖の中腹に懸崖造りの観音堂をもつことからこの呼び名があります。本尊の十一面観音は、崖の地肌に直接彫られた磨崖仏となっており、行基が東国行脚の折に漁民の航海安全を祈って彫ったものといいます。

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旅行先の地図

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旅行先の概要

御本尊 十一観世音菩薩
所在地 千葉県館山市船形835
交通 富津館山道路「富浦IC」から車で約5分
JR内房線「那古船形駅」から徒歩で約15分
JR内房線「館山駅」から館山日東バス(なむや行き)経由で約13分、「崖観音前」停留所下車
拝観料 無料
駐車場 境内下、諏訪神社入口の2か所に舗装された無料駐車場あり。身障者専用区画あり。
URL
連絡先 船形山大福寺 0470-27-2247

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歴史・由来

崖観音は、「船形山大福寺」という真言宗智山派の寺院で、館山湾を望む船形山の切り立った崖の中腹に、京都の清水寺を思わせるような懸崖造りの観音堂をもつことから、このような呼び名があります。

本尊の十一観世音菩薩は、崖の地肌に直接彫られた磨崖仏となっており、養老元年(717)、行基が東国行脚の折、漁民の航海安全を祈って彫ったものといい、その後に慈覚大師円仁が堂宇を建立したとされています。

観音堂そのものは、江戸時代に火災に遭って灰燼に帰してしまったため、いったん再建されましたが、明治時代、大正時代と土砂崩れや関東大震災によってその都度被災しており、現在の観音堂は大正時代のものとなっています。

なお、本尊は「磨崖十一面観音立像」として、館山市の指定有形文化財となっているほか、「安房国札(あわのくにふだ)観音霊場」の第3番札所にもなっています。

車椅子で旅行するポイント

崖観音(大福寺)の観音堂へは階段のため車椅子では登れませんので、下の写真解説を参考にしてください。なお、写真では観音堂に工事用の足場が組まれていますが、この修繕工事は終了し、2016年7月13日以降、ふたたび一般公開されるようになりました。
gakekannon_temple_1.jpg 【1】諏訪神社下の舗装された無料駐車場。身障者用区画と身障者用トイレあり。
gakekannon_temple_2.jpg 【2】身障者用トイレ内部
gakekannon_temple_3.jpg 【3】崖観音の正面は石階段のため車椅子不可。
gakekannon_temple_4.jpg 【4】境内下の舗装駐車場からスロープで境内に入れる。
gakekannon_temple_5.jpg 【5】崖観音の本坊エリア。玉砂利が敷かれ平坦。この付近は車椅子移動可。
gakekannon_temple_6.jpg 【6】崖観音の観音堂への入口。これ以降の通路はすべて階段のため車椅子不可。


崖観音境内図

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境内配置図 [凡例]
船形山 観音堂 不動堂 本坊 納経所 墓地 入口看板 崖観音前バス停 諏訪神社 舟形学園 千葉県道302号館山富浦線 富浦駅 那古船形駅


移動のしやすさ

★★☆☆☆

バリアフリーの状況

崖地に観音堂があるため、当然ながら車椅子でそこまで行くのは困難。多少物足りないが、観音堂直下の本坊から眺めることは可能。諏訪神社下の駐車場には身障者用駐車区画と身障者用トイレがある。駐車場は2か所あるが、トイレを使用する予定がなければ那古船形駅方面の入口看板から進入して境内下の駐車場に乗り付けたほうが早いかもしれない。ただし、自動車1台分の幅しかない道路のため運転注意。運転に自信がないか大型車の場合は諏訪神社下駐車場のみ利用可。

周辺の名所・観光スポット

アロハガーデン館山

道の駅「南房パラダイス」に隣接する、ハワイをテーマにしたアミューズメント施設。ドラゴンフルーツやパパイヤなどの熱帯植物が鑑賞できる「連続温室」があるほか、ヒインコやカワウソ、カピバラなどの珍しい動物がいる「アロハZOO」では、餌付けなどの体験イベントもある。特設ステージでのフラダンスや、ハワイ料理を提供するレストラン、カフェなども楽しめる。
【身障者用トイレ、身障者用駐車区画、車椅子貸出、障害者割引などあり】

■参考リンク:アロハガーデンたてやま

このページの執筆者
@tabisora110