五智国分寺
五智国分寺は、新潟県上越市の寺院。奈良時代に聖武天皇の勅願により造営された越後国分寺の流れを継いで永禄5年(1562)に上杉謙信が再興したものです。境内には親鸞聖人の配所であった竹之内草庵跡や江戸末期の三重塔などが残されています。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御本尊 | 五智如来(大日如来、薬師如来、宝生如来、阿弥陀如来、釈迦如来) |
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所在地 | 新潟県上越市五智3-20-21 |
交通 |
JR信越本線「直江津駅」から頸城バス(春日山線)経由で約7分、「五智国分寺裏門」下車、徒歩約3分。 北陸自動車道「上越IC」から車で約15分。 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 寺院入口に舗装済の無料駐車場、寺院裏手の五智五丁目会館脇に砕石敷の無料駐車場あり |
URL | 五智国分寺 |
連絡先 | 五智国分寺 025-543-3069 |
歴史・由来
五智国分寺は、新潟県上越市にある天台宗の寺院で、御本尊は五智如来(大日如来、薬師如来、宝生如来、阿弥陀如来、釈迦如来)です。
奈良時代に聖武天皇の勅願により造営された越後国分寺の流れを継いで、高野山無量光院の清胤法印を導師とし、勧修寺晴秀を勅使に仰ぎ、永禄5年(1562)に上杉輝虎(上杉謙信)が再興したといわれています。
当初の越後国分寺の位置は判明しておらず、室町時代の相国寺の僧・万里集九の『梅花無尽蔵』に収められた漢詩に「堂宇山の如く海涯に冠たり」とあることから、より海寄りの断崖にあったのではないかといわれています。
五智国分寺は江戸時代以降も寺領200石の朱印状を受けるなど幕府の庇護の下で隆盛し、慶応元年(1865)に上棟された三重塔は、壁面に十二支と中国二十四孝のうちの十二孝の彫刻が嵌めこまれたもので、新潟県の指定重要文化財となっています。
また、境内には承元元年(1207)に「承元の法難」で越後国府に流罪となった親鸞が過ごしたという「竹之内草庵」の跡があり、明治時代に建てられた「親鸞堂」には、鏡ヶ池に写った自らの姿を刻んだと伝えられる親鸞聖人坐像が安置されています。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
春日山城跡
戦国時代の名将・上杉謙信の居城があった場所で、国指定史跡。「日本百名城」の一つ。複雑な自然の地形を巧みに利用した堅固な城塞で、標高180メートルに位置する山上の本丸跡に至るまで空堀や土塁などの構築物が残されている。
【春日山神社下まで車で移動可。身障者用トイレ・駐車場あり。ただし、神社から本丸までは階段を伴う急峻な山道のため車椅子は不可。】
■参考リンク:上越観光Navi>春日山城跡(かすがやまじょうあと)