最御崎寺

2013年8月31日寺院

最御崎寺は、高知県の室戸岬上にある、四国八十八ヵ所24番札所にあたる寺院であり、本尊は虚空蔵菩薩です。室戸岬で修行した空海が唐から帰国後に創建したと伝えられています。遍路道の奥に忽然と伽藍が広がるさまは不思議な気分にさせてくれます。寺を少し離れると岬の上から太平洋を一望できる絶景スポットがあります。

旅行先について

地図

旅行先の概要

御本尊虚空蔵菩薩
所在地高知県室戸市室戸岬町4058-1
交通 高知自動車道「南国IC」から国道55号、室戸スカイライン経由、車で約2時間
拝観料無料
駐車場へんろセンター裏に有料駐車場(普通車300円)、参道入口に無料駐車場あり。ともに舗装済み。
URL四国八十八ヶ所霊場会>最御崎寺
連絡先最御崎寺 0887-23-0024

歴史・由来

最御崎寺は、高知県の室戸岬上にある、四国八十八ヵ所24番札所にあたる寺院であり、本尊は虚空蔵菩薩です。

室戸岬の洞窟(御厨人窟)で無上の智慧が授かるといわれる「虚空蔵求聞持法」の修行に励んだ空海が、嵯峨天皇の勅命により唐からの帰国後に創建したと伝えられ、「くわずいも」などの弘法大師伝説も残されています。

南北朝時代には、後醍醐天皇以下の菩提を弔うため各国に「安国寺」を建立していた足利尊氏が、この寺院を土佐国の「安国寺」に充てたとみられ、近郷の地頭職を寄進しています。

この寺には、全国的にも珍しい石造如意輪観音半跏像をはじめとする寺宝があり、国の重要文化財の指定を受けています。

車椅子で旅行するポイント

【1】最御崎寺の入口に舗装駐車場。傾斜地につき注意。奥の身障者トイレは閉鎖中。
【2】参道左は階段だが右に舗装済の坂。坂の途中には職員用駐車場あり。
【3】山門は階段だが左は凹凸のある固い石畳。境内は目の細かい玉砂利敷につき車輪の沈み込み注意。
【4】参道部分は平坦な石畳だが途中に階段あり車椅子不可。
【5】大師堂脇の坂から階段の上まで移動可。途中は参道と玉砂利敷の間の段差、車輪の沈み込みに注意。
【6】最御崎寺本堂。納経所から本堂前まで平坦な石畳が続く。本堂正面は階段。
【7】本堂裏手の石畳はへんろセンターに続き、以降は入口に戻る階段。センターはバリアフリーなので裏から本堂に来るのが楽。




周辺の名所・観光スポット

キラメッセ・室戸

室戸市内にあるレストラン、産地直売所、鯨資料館からなる道の駅。鯨資料館では、鯨の骨格標本や捕鯨道具などを展示している。館内の一角には「世界ジオパーク」として認定を受けた室戸ジオパークのビジターセンターがあり、深海で掘削された岩石試料などが展示されている。
【身障者用トイレ・駐車場あり】

■参考リンク:キラメッセ・室戸

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このページの執筆者
@tabisora110