紀三井寺

2013年5月27日寺院

紀三井寺は、和歌山市紀三井寺町にある救世観音宗の寺院で、西国三十三所第2番札所です。山内に三つの井戸があるところからこの名があるといいます。朱色に塗られた楼門、多宝塔などの文化財も多く、和歌の浦を一望できる早咲き桜の名所としても知られています。

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旅行先の地図

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旅行先の概要

御本尊 十一面観音
所在地 和歌山県和歌山市紀三井寺1201
交通 JR紀勢本線「紀三井寺駅」から徒歩10分
阪和自動車道「和歌山南スマートIC」から車で約15分
楼門から「紀三井寺ケーブルカー」乗車可【車椅子利用者・介助者1名無料】
拝観料 参拝料は一般400円、小中学生・70歳以上200円、ケーブル料金は一般片道200円、小中学生・70歳以上片道100円を基本とする(例外あり)
【車椅子利用者は介助者1名まで参拝料・ケーブル料金とも無料、その他の障害者は本人参拝料のみ無料】
くわしくは紀三井寺公式サイトを参照のこと
駐車場 「北門前駐車場」(300円)及び北門の先に「山上駐車場」(700円)あり
URL 紀三井寺
連絡先 紀三井寺 073-444-1002

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歴史・由来

紀三井寺は、和歌山市紀三井寺町にある救世観音宗の寺院で、西国三十三所第2番札所です。

山内に三つの井戸があるところからこの名があるといい、近江の三井寺に対して紀州の「紀」を冠して通称しています。これらの井戸は今日も環境省の「名水百選」のうちに数えられています。

江戸時代に編纂された『紀伊国名所図会』によれば、宝亀元年(770)に唐から渡海した為光上人が感得した十一面観音を自ら刻んで安置したのがはじまりとされています。

この寺には朱塗りの楼門や多宝塔など、室町時代からの貴重な建築物が現存しており、重要文化財に指定されています。

名草山の山腹に位置し、和歌の浦を一望できるこの場所は、早咲き桜の名所としても知られ、春には多くの観光客が訪れます。

車椅子で旅行するポイント

紀三井寺
【1】楼門から結縁坂を上る表参道。階段があるが脇にケーブルカーが整備された。

紀三井寺
【2】楼門の右手にケーブルカーの山麓駅があり、ここから車椅子のまま乗車できる。

紀三井寺
【3】ケーブルカーで山腹に至るとすぐ身障者トイレがあり、さらに結縁坂の階段を横切り舗装された歩道を北に進む。

紀三井寺
【4】歩道の先に身障者駐車場とエレベーター棟があるので、ここからエレベーターで本堂がある区画へ上る。

紀三井寺
【5】エレベーターで上昇した先は陸橋で境内につながっている。

紀三井寺
【6】紀三井寺本堂。正面は階段で賽銭箱は階段の上。多宝塔は階段につき移動不可。反対側の仏殿にはスロープがある。

紀三井寺
【7】自動車の場合は裏門方面に回ると有料駐車場と境内道路の入口がある。

紀三井寺
【8】裏門から入り急傾斜の坂道を登ると山腹に身障者トイレがあり、その少し奥で【4】のエレベーター棟と身障者用駐車場に合流する。


紀三井寺境内図

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境内配置図 [凡例]
本堂 多宝塔 大師堂 鐘楼 六角堂 弁財天 仏殿 善寿院 松樹院 宝蔵院 滝本院 穀屋寺 普門院 楼門 紀三井寺ケーブルカー 裏門 和歌山県道135号和歌山海南線 国道42号

移動のしやすさ

★★★★★

バリアフリーの状況

紀三井寺の境内は結縁坂を登った先の高台にあるが、2022年に楼門から山腹に至るケーブルカーが整備され、さらにケーブルカーを降りた先にもエレベーターが設置されたため、車椅子で本堂のある区画まて参拝することが可能になった。移動距離をなるべく少なくしたいのであれば、北門から入って山上駐車場に自動車を停め、ここからエレベーターを利用するのが便利である。その他、境内2か所に身障者トイレが整備されている。

周辺の名所・観光スポット

和歌山城

豊臣秀吉の命で藤堂高虎が普請奉行として築城した平城で、のち御三家の一つである紀伊徳川家の居城となった。見事な石垣がそびえる上に天守閣が復元されており、上層からは紀ノ川の流れが見渡せる。城内には歴史展示室や動物園などもある。
【多目的トイレあり。天守閣広場方面は階段あり通常は車椅子不可だが、表坂登り口から天守閣前広場まで「おもてなし忍者」の車椅子登城サポートが受けられる。できるだけ7日前までに予約のこと。】

■参考リンク:史跡和歌山城

このページの執筆者
@tabisora110