鎌倉大仏高徳院
高徳院は、神奈川県鎌倉市の浄土宗の寺院で、御本尊は「鎌倉大仏」として知られる阿弥陀如来です。もとは大仏殿があったものの、室町後期までに地震・風水害で倒壊したとみられています。大仏は国宝に指定されており、修学旅行生をはじめ拝観者の絶えないところです。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御本尊 | 阿弥陀如来(鎌倉大仏) |
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所在地 | 神奈川県鎌倉市長谷4-2-28 |
交通 |
JR「鎌倉駅」東口からバスで約20分、「大仏前」停留所下車。 江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩約10分。 横浜横須賀道路「朝比奈IC」から車で約30分。 |
拝観料 | 一般200円、小学生150円【身障者手帳提示で本人無料】 大仏胎内【車椅子不可】は別途20円 |
駐車場 | なし。ただし、寺院前の「大仏前駐車場」ほか周辺に有料駐車場あり。詳しくは鎌倉大仏高徳院ウェブサイト内「自家用車によるアクセス」を参照のこと。 |
URL | 鎌倉大仏殿高徳院 |
連絡先 | 大仏殿高徳院寺務所 0467-22-0703 |
歴史・由来
神奈川県鎌倉市にある高徳院は、国宝の「鎌倉大仏」として知られる銅造阿弥陀如来坐像を御本尊とする浄土宗の寺院です。
寺の創建については不明ですが、江戸中期の正徳年間(1711~1716)に江戸・浅草の商人であった野島新左衛門の喜捨を受けた増上寺の祐天上人が再興して以来、「高徳院」を称する浄土宗の寺院として現在に至っています。
国宝の「鎌倉大仏」は、像高約11.3m、重さ約121トンもある武家文化を受け継いだ力強いもので、中国の宋朝様式の影響が見られるといわれています。
大仏造立の経緯についても不明な点が多いながら、鎌倉幕府の歴史書『吾妻鏡』によれば、浄光という僧侶の勧進によって5年の歳月をかけて寛元元年(1243)にまず木製の大仏が造られ、その後建長4年(1252)になって銅製大仏がの鋳造が開始されています。
この大仏を覆う大仏殿の建物も建立されましたが、『太平記』に建武元年(1334)、『鎌倉大日記』に応安2年(1369)、ともに大風で倒壊したとあり、さらに明応4年(1495)には大地震で海水が遡上し、大仏殿の堂舎屋を破壊したという記事があります。
以後、大仏は露坐のままとなり荒廃が進みますが、前述の祐天上人が鋳掛修復を試み、下って関東大震災後にも台座の修復がなされるなどして保存が進められ、昭和33年(1958)には国宝に指定され今日に至っています。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
江の島
湘南地域を代表する周囲約4キロメートルほどの島で、「日本百景」の一つ。「江の島弁天」として知られる江島神社の参道には土産物店や食事処が立ち並んで活況を呈し、島内には植物園や展望灯台、ヨットハーバーなどがある。
【島内に身障者用トイレあり。江島神社方面へは有料エレベーター「江ノ島エスカー」があるが上りのみで車椅子不可。境内は平坦だが実質的に参道沿いの散策のみ可。】
■参考リンク:いつでもおいでよ!藤沢市・湘南江の島