高野山金剛峯寺

2020年11月24日寺院

高野山金剛峯寺は、和歌山県伊都郡高野町にある高野山真言宗の総本山です。平安初期に嵯峨天皇からこの地を賜った空海(弘法大師)が開創し、山内には国宝の不動堂をはじめとする数多くの建造物がみられます。また、奥之院には戦国武将の上杉謙信や佐竹義重の霊屋、織田信長や武田信玄、明智光秀の墓碑などが建てられています。

旅行先について

地図


(この地図の緯度:35.010278, 経度:135.768306

旅行先の概要

御本尊 薬師如来
所在地 和歌山県伊都郡高野町高野山132
交通 南海電鉄高野山ケーブルカー「高野山駅」から南海りんかんバス(大門南駐車場行き)で約10分、「金剛峯寺前」停留所下車
京奈和自動車道「紀北かつらぎIC」から車で約40分
拝観料 境内無料
ただし、内部拝観は一般500円、小学生200円、小学生以下無料
駐車場 境内に舗装された無料駐車場あり
URL
連絡先 高野山金剛峯寺 0736-56-2011

歴史・由来

高野山金剛峯寺は、和歌山県伊都郡高野町にある高野山真言宗の総本山です。

平安初期の弘仁7年(816)、嵯峨天皇からこの地を賜った空海が開創し、後には藤原道長や白河上皇が参詣するなどして信仰が盛んになり、寺領の寄進も受けるようになります。中世には高野山を拠点とする高野聖が各地を遊行し、それぞれの場所で念仏や高野山への納骨を勧めて庶民層にまで信仰を広めました。

高野山は一山境内地として標高800メートルほどの平坦地に100以上の塔頭寺院が営まれており、鎌倉時代の再建とみられる国宝の不動堂をはじめ、重要文化財の大門、徳川家霊台などの数多くの建造物がみられます。

また、弘法大師が入定しているとされる奥之院の霊廟に至る参道には、戦国武将の上杉謙信や佐竹義重の霊屋のほか、織田信長や武田信玄、明智光秀の墓碑を含めて、20万基ともいわれる無数の石塔が建てられています。

車椅子で旅行するポイント

【1】金剛峯寺前には舗装済みの無料駐車場があり、身障者用区画も用意されている。
【2】駐車場から正門に至るルートは階段があるため、案内板に従い東門に迂回する。
【3】東門前は階段の脇がスロープとなっているので、ここから門内に入る。
【4】金剛峯寺の大玄関付近。東門から続く参道は石畳で舗装されている。撮影不可だが堂内もインターホンやリフト、身障者用トイレがあり有料拝観可。
【5】奥之院も身障者区画併設の無料駐車場(中の橋大駐車場)やバリアフリールート、車椅子貸出などがある。
【6】奥之院の御供所付近。参道は石畳でスロープや身障者トイレもある。御廟橋以遠は撮影不可だが、右手奥に御廟に通じるバリアフリールートがある。
【7】山内には駐車場付近などに身障者トイレがいくつか整備されている。
【8】身障者トイレ内部(中門前駐車場)





境内配置図 [凡例]
正門 東門 主殿 大玄関 鐘楼 経蔵 宗務所 別殿 新別殿 奥殿 新書院 茶室 阿字観道場 蟠龍庭 六時の鐘 南都銀行高野山支店 高野町観光協会 赤地蔵尊 壇上伽藍 中門 大門 奥之院 国道480号 金剛峯寺前バス停

移動のしやすさ

★★★★★

バリアフリーの状況

高野山境内には金剛峯寺前駐車場をはじめとして、中の橋駐車場(奥之院への入口)、中門前駐車場(壇上伽藍への入口)、大門駐車場などの舗装済みの無料駐車場があり、身障者区画や身障者用トイレも設置されていることが多い。主要な建物には階段を迂回できるスロープがあり、中央・一の橋・中の橋の各案内所では車椅子の貸出も受けられる。高野山駅からはノンステップバスが運行しているので、事前に営業所(南海りんかんバス高野山営業所 電話0736-56-2250)に問い合わせをしておくとよい。

周辺の名所・観光スポット

九度山・真田ミュージアム

「九度山・真田ミュージアム」は、関ヶ原の戦いで敗れた真田幸村・昌幸父子が蟄居を命じられた地である九度山に建てられた展示館。パネル展示やドラマ映像により真田家の歴史を伝えるほか、真田屋敷を模したからくり部屋なども設けられている。
【身障者用トイレ・身障者用駐車場(2台)・スロープ・点字ブロックあり。障害者手帳提示で本人と介助者1名無料。】

■参考リンク:九度山・真田ミュージアム

広告

このページの執筆者
@tabisora110