那谷寺
那谷寺は、石川県小松市にある高野山真言宗の寺院です。養老元年(717)泰澄の開基とされ、花山法皇が「那谷寺」の呼称を贈ったと伝えられています。元禄2年(1689)に松尾芭蕉も訪れた「奇岩遊仙境」は、奇岩霊石がそそり立つ名勝の地です。
旅行先の地図
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旅行先の概要
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御本尊 | 十一面観音 |
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所在地 | 石川県小松市那谷町ユ122 |
交通 | JR北陸本線「加賀温泉駅」から(株)まちづくり加賀運行キャンバス経由で25分、「那谷寺」下車 北陸自動車道「小松IC」又は「加賀IC」から国道8号経由、車で30分 |
拝観料 | 大人(中学生以上)1,000円【障害者手帳提示で本人・付添1人まで半額】、小学生300円、幼児無料 |
駐車場 | 境内正面右手に舗装された参拝者駐車場(無料。バス40台、小型車200台収容)あり。身障者用区画あり。 |
URL | 那谷寺 |
連絡先 | 那谷寺 0761-65-2111 |
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歴史・由来
那谷寺は、石川県小松市、粟津温泉の近くにある高野山真言宗の寺院です。
養老元年(717)、泰澄が霊夢により千手観音像を刻み岩窟に安置した「岩屋寺」にはじまり、寛弘4年(1007)花山法皇が「那谷寺」の呼称を贈り勅願寺となったと伝えられています。平安時代末期には白山宮の末寺「白山三ヶ寺」の一つとなりました。
堂宇は戦国時代に焼失しましたが、のち加賀藩主前田利常が本堂以下の建物を再建しており、大悲閣(観音堂)、三重塔、護摩堂、鐘楼、書院、庫裏は重要文化財、庫裏庭園は国名勝に指定されています。
また、元禄2年(1689)、「奥の細道」の道中に松尾芭蕉がこの寺を参詣した折、奇岩霊石がそそりたつ「奇岩遊仙境」を見て「石山の 石より白し 秋の風」と詠んでいます。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
粟津温泉
山代、山中、片山津とともに加賀温泉郷の一つで、那谷寺に程近い場所にある。奈良時代の高僧・泰澄が白山権現の夢告により発見したとの開湯伝説があり、古くから湯治場として知られる。泉質は無色透明の芒硝泉。江戸時代からの「おっしょべ恋物語」にちなみ、近年は「恋人の聖地」としての活動を展開している。
■参考リンク:あわづ温泉