那谷寺

那谷寺

2013年5月30日寺院

那谷寺は、石川県小松市にある高野山真言宗の寺院です。養老元年(717)泰澄の開基とされ、花山法皇が「那谷寺」の呼称を贈ったと伝えられています。元禄2年(1689)に松尾芭蕉も訪れた「奇岩遊仙境」は、奇岩霊石がそそり立つ名勝の地です。

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旅行先の地図

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旅行先の概要

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御本尊 十一面観音
所在地 石川県小松市那谷町ユ122
交通 JR北陸本線「加賀温泉駅」から(株)まちづくり加賀運行キャンバス経由で25分、「那谷寺」下車
北陸自動車道「小松IC」又は「加賀IC」から国道8号経由、車で30分
拝観料 大人(中学生以上)1,000円【障害者手帳提示で本人・付添1人まで半額】、小学生300円、幼児無料
駐車場 境内正面右手に舗装された参拝者駐車場(無料。バス40台、小型車200台収容)あり。身障者用区画あり。
URL
連絡先 那谷寺 0761-65-2111

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歴史・由来

那谷寺は、石川県小松市、粟津温泉の近くにある高野山真言宗の寺院です。

養老元年(717)、泰澄が霊夢により千手観音像を刻み岩窟に安置した「岩屋寺」にはじまり、寛弘4年(1007)花山法皇が「那谷寺」の呼称を贈り勅願寺となったと伝えられています。平安時代末期には白山宮の末寺「白山三ヶ寺」の一つとなりました。

堂宇は戦国時代に焼失しましたが、のち加賀藩主前田利常が本堂以下の建物を再建しており、大悲閣(観音堂)、三重塔、護摩堂、鐘楼、書院、庫裏は重要文化財、庫裏庭園は国名勝に指定されています。

また、元禄2年(1689)、「奥の細道」の道中に松尾芭蕉がこの寺を参詣した折、奇岩霊石がそそりたつ「奇岩遊仙境」を見て「石山の 石より白し 秋の風」と詠んでいます。

車椅子で旅行するポイント

那谷寺【1】境内正面右手に無料の舗装駐車場と売店。入口近くに身障者区画(2台)あり。
那谷寺【2】山門前の拝観受付。貸出用の車椅子もみえる。なお特別拝観の書院・名勝庭園は車椅子不可。
那谷寺【3】山門の前後は3段ほどの階段。ただし、山門右脇に緊急車両用の平坦な舗装路。
那谷寺【4】通常閉鎖されているが、階段脇には車両用舗装。これ以降金堂、トイレ、奇岩遊仙境まで平坦。金堂内も参拝可。
那谷寺【4-1】参道途中の身障者トイレ内部(男女別トイレ入った奥に個室がある)
那谷寺【5】奇岩遊仙境。この付近まで平坦な石畳が続き車椅子での移動が楽。
那谷寺【6】那谷寺本殿。これ以降は階段のため車椅子では移動困難。
那谷寺【7】護摩堂・鐘楼へは玉砂利の道、途中苔むす階段のため移動困難。
那谷寺【8】白山神社。玉砂利及び石畳の道を通り、鳥居には階段あり。


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周辺の名所・観光スポット

粟津温泉

山代、山中、片山津とともに加賀温泉郷の一つで、那谷寺に程近い場所にある。奈良時代の高僧・泰澄が白山権現の夢告により発見したとの開湯伝説があり、古くから湯治場として知られる。泉質は無色透明の芒硝泉。江戸時代からの「おっしょべ恋物語」にちなみ、近年は「恋人の聖地」としての活動を展開している。

■参考リンク:あわづ温泉

このページの執筆者
@tabisora110