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大雄山最乗寺

寺院

大雄山最乗寺は、神奈川県南足柄市の曹洞宗寺院で、天狗になったと伝えられる妙覚道了を祀ることから「道了尊」の名で呼ばれることもあります。開山は室町時代の応永8年(1401)のことで、秋の紅葉の名所としても知られます。

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旅行先について

地図

旅行先の概要

御本尊 釈迦牟尼仏(釈迦如来)
所在地 神奈川県南足柄市大雄町1157
交通 伊豆箱根鉄道「大雄山駅」からバスで約10分、「道了尊」下車(舗装されてはいるが急な坂道のため路線バスに乗車して車椅子で拝観するのは困難)
東名高速道路「大井松田IC」から車で約20分
拝観料 無料
駐車場 正面の参道階段を迂回する右側の車道を通って境内に進入すると無料で舗装された普通車駐車場(250台)あり
URL
連絡先 曹洞宗大雄山最乗寺 0465-74-3121

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歴史・由来

大雄山最乗寺は、神奈川県南足柄市の曹洞宗寺院で、室町時代の応永8年(1401)、「峨山五哲」のひとりである通幻寂霊の門下にあった了庵慧明によって開山されました。

「峨山五哲」は、現在は永平寺と並んで曹洞宗の大本山となっている總持寺の二祖である峨山韶碩の門下のうち、特に優秀な5人、すなわち太源宗真、通幻寂霊、無端祖環、大徹宗令、実峰良秀のことを指しています。

了庵慧明のもとにいた妙覚道了は500人分ともいう怪力の修験僧で、最乗寺の創建のための工事にかかわったほか、寺の守護として天狗の姿と化して止住し、その本地は十一面観音であるという言い伝えがあり、「道了尊」としてあわせて祀られています。

神奈川県のなかでも足柄峠に近い山ふところに位置しているため、周囲は木立に覆われ、秋には紅葉の名所として訪れる人が多いことでも知られています。

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車椅子で旅行するポイント

saijyoji_temple_1.jpg【1】山麓から延びる車道をどこまでも進むと大雄山最乗寺の境内に入り、駐車場入口の看板に行き当たるので、指示どおり左折。急坂につき運転注意。
saijyoji_temple_2.jpg【2】最初に見える駐車場から正面参道に合流できるがここは階段路で車椅子不可。
saijyoji_temple_3.jpg【3】最初の駐車場の上にも駐車場がいくつかあるので、どこまでも奥に進むと「総受付」の真裏の駐車場に行き着く。
大雄山最乗寺_4.jpg 【4】総受付脇にトイレ棟があり、身障者用トイレを併設している。
大雄山最乗寺_1.jpg 【4-1】身障者用トイレ内部
大雄山最乗寺_5.jpg 【5】総受付から本堂下までは石畳が敷かれた平坦地となっており、車椅子でも移動が可能である。これ以降は石段となるので不可。
saijyoji_temple_6.jpg【6】御真殿、奥の院方面にも舗装路(管理用の車道)が通じているが、長い急坂のため車椅子のままでは困難。


大雄山最乗寺境内図

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境内配置図 [凡例]
道了尊バス停 神奈川県道723号関本小涌谷線 山門 慧春尼堂 総受付 碧落門 瑠璃門 座禅堂 結界門 三面大黑殿 本堂 開山堂 鐘楼 松平直基墓 金剛水堂 多宝塔 御真殿 高下駄 奥の院

移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

山の中にあるため、乗合バスなどの手段ではさすがに困難であるものの、自動車で境内まで乗り入れることができれば、イメージに反して参拝は可能で、境内には身障者用トイレも用意されている。「総受付」から「本堂」までの建物の下は平坦な広場状になっていて、車椅子でも移動が可能である。ただし、それ以降は階段があるため表参道からの拝観はできない。「御真殿」や「奥の院」などの「本堂」とは標高差がある建物へも裏道の舗装道が通じているが、傾斜がきつく距離が長過ぎるので車椅子のままでの参拝は難しい。

周辺の名所・観光スポット

足柄関所跡

駿河国と相模国の国境(くにざかい)の峠にある古関跡で、足柄街道に面しています。江戸時代には箱根路が東海道のメインルートとなり、こちらは脇街道の扱いとなりましたが、それ以前は交通の要衝であるとともに、東海道の難所のひとつでもありました。付近には足柄山聖天堂や足柄城もあります。
【坂道の途中にあり車椅子向きの場所ではないが、足柄関所の道路向かいには駐車スペースと身障者用トイレがある。】

■参考リンク:南足柄市公式ホームページ|自然あふれる金太郎のふる里へようこそ


このページの執筆者
@tabisora110