天翁院

2019年9月20日寺院

天翁院は、栃木県小山市にある曹洞宗の寺院です。小山氏の祖として知られる小山政光の開基といわれ、小山氏の菩提寺として栄えました。現在の場所はかつて祇園城があったところで、境内には土塁や空堀の跡が残ります。

旅行先について

地図


(この地図の緯度:36.3212876, 経度:139.800990

旅行先の概要

御本尊 釈迦牟尼仏
所在地 栃木県小山市本郷町1丁目9-41
交通 JR「小山駅」から徒歩約15分
東北自動車道「佐野藤岡IC」から車で約30分
拝観料 なし
駐車場 境内に砕石を敷いた無料駐車場あり
URL
連絡先 祇園山天翁院 0285-22-1053

歴史・由来

天翁院は、栃木県小山市にある曹洞宗の寺院で、本尊として釈迦牟尼仏を祀っています。

平安時代の久寿2年(1155)、小山氏の祖として知られる小山政光の開基といわれ、当初は北山(現在の小山市中久喜)に祇園山万年寺として創建されました。

その後の文明4年(1472)、下野大中寺の快庵妙慶の高弟である培芝正悦が招かれて中興開山となり、現在地に移ったといいます。

以来小山氏の菩提寺として栄えますが、特に小山高朝の崇敬が篤く、高朝の法名である「天翁考運」にちなんで「天翁院」に改められています。

天翁院がある場所はかつての祇園城があったところにあたり、境内には小山家累代の墓や板碑などとともに、祇園城の土塁や空堀の跡が残ります。

また、樹齢400年以上と推定される天翁院のコウヤマキは、小山市の天然記念物に指定されています。

車椅子で旅行するポイント

【1】国道4号沿いに天翁院駐車場の看板が建ち、砕石を敷いた広い駐車場に入れる。
【2】天翁院の正面の門柱の間の参道を通って、本堂の近くまで直接自動車で進入が可能である。
【3】千手観音堂を越えた付近にも砕石を敷いた駐車場があり、これ以降は本堂まで石畳が延びている。
【4】天翁院の本堂付近。正面3段の階段があるが、近くまで石畳の平坦な参道がある。
【5】本堂脇の客殿には手すり付きスロープが設置されている。





境内配置図 [凡例]
本堂 客殿 墓地 小山家累代の墓 千手観音堂 コウヤマキ 鐘楼 六地蔵 看板 旧小山市民病院 国道4号 本郷交差点 城山公園(祇園城跡) 思川 小山市役所 国道50号 宇都宮

移動のしやすさ

★★★☆☆

バリアフリーの状況

天翁院は国道4号に開いている参道から直接境内の奥まで自動車で進入でき、本堂周辺には最近整備された石畳の参道がある。普段は本堂が閉じていて、取り立てて見どころもないので基本的に境内の散策のみだが、木立に囲まれ閑静な雰囲気である。国道4号を800メートルほど南に下ると小山市役所で、身障者用トイレなどの設備がある。

周辺の名所・観光スポット

道の駅思川

「道の駅思川」は、小山市内の国道50号沿いにつくられた道の駅です。特産のおやま和牛や野菜、惣菜などを直売するスペースや、これらの食材を使った生姜焼き、ステーキ、カレーなどが食べられる食堂を備えた「小山物語館」、会議や研修などに使える「小山評定館」などから成っています。また、昭和の名車が多数展示される「昭和の車自慢大会」など、年間を通じてさまざまなイベントが催されています。
【身障者用駐車場・トイレあり】

■参考リンク:道の駅思川

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このページの執筆者
@tabisora110