柳津虚空蔵尊
柳津虚空蔵尊は、宮城県登米市の寺院で、御本尊は虚空蔵菩薩。行基が開基したと伝えられる「日本三虚空蔵尊」の一つです。三陸海岸と北上川に挟まれた大土山の山麓にあり、江戸時代の庫裡を改装したお寺cafeが開設され、講座・イベントなども行われています。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御本尊 | 虚空蔵菩薩 |
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所在地 | 宮城県登米市津山町柳津字大柳津63 |
交通 |
三陸自動車道「桃生津山IC」から車で約5分 JR気仙沼線「柳津駅」【なお東日本大震災の影響で柳津~気仙沼間はBRT(バス高速輸送システム)で運行】からタクシーで約5分 |
拝観料 | 境内無料 |
駐車場 | 寺院入口に砕石敷、奥に舗装された無料駐車場あり |
URL | 柳津虚空蔵尊 |
連絡先 | 柳津虚空蔵尊(宝性院) 0225-68-2079 |
歴史・由来
柳津虚空蔵尊は、宮城県登米市の山中にある寺院で、御本尊は虚空蔵菩薩。福島の会津柳津、山口の柳津とともに「日本三虚空蔵尊」の一つとされています。
寺伝によれば、神亀3年(726)、行基が東北地方を巡錫し、一刀三礼をもって手ずから虚空蔵菩薩の像を刻み、黄土山(大土山)に安置したといいます。その後、宝亀2年(771)、大伴家持が来寺して本尊を秘仏としたので三十三年ごとの開帳になったといい、さらに弘仁9年(818)には弘法大師が大黒天と毘沙門天を本尊の脇侍として刻んだといいます。
寺は三陸海岸と北上川に挟まれた大土山の山麓に位置し、中腹には奥の院があります。国道からの参道には東北一という高さ10.5メートルの赤い木製鳥居が建ち、境内はスギやイチョウなどの古木が茂り、一方にのみ葉が生じる「片葉の葦」などの「虚空蔵尊七不思議」もあります。また、この地方には虚空蔵菩薩のお使いであるとしてウナギを食べない風習などが残っています。
近年では、江戸時代に建てられた庫裡を改修した囲炉裏のあるお寺cafe「夢想庵」が境内にオープンし、講座やイベントなども開催されていることから、おりからのパワースポット巡りのブームとも相まって、女性の参拝客も多いようです。
平成28年4月13日から5月15日にかけては、33年に1回という秘仏ご開帳がありました。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
松島島巡り遊覧船
毘沙門島、仁王島など大小260以上の島が浮かび、松尾芭蕉が「扶桑第一」と絶賛した松島湾の景観をを船上から眺望する。定期遊覧船は松島湾一周と塩釜・松島間の2つのコースがある。乗り場周辺には五大堂、瑞巌寺などもある。
【松島海岸レストハウス(遊覧船待合所)に身障者用トイレあり。大型船は車椅子で乗船可。】
■参考リンク:松島島巡り観光船企業組合