結城弘経寺

2019年10月16日寺院

弘経寺は、茨城県結城市にある浄土宗の寺院です。文禄年間に徳川家康の子にあたる結城秀康が開基した寺院で、僧侶の学問所にあたる「関東十八檀林」の一つにも数えられます。俳人の与謝蕪村ゆかりの寺院でもあり、滞在中に「墨梅図」や「楼閣図」などの襖絵を残しています。

旅行先について

地図


(この地図の緯度:36.305944, 経度:139.871583

旅行先の概要

御本尊 阿弥陀如来
所在地 茨城県結城市西町1591
交通 JR「結城駅」から徒歩約15分
北関東自動車道「桜川筑西IC」から車で約30分
拝観料 無料
駐車場 境内に砕石を敷いた無料駐車場あり
URL
連絡先 弘経寺 0296-33-2039

歴史・由来

弘経寺は、茨城県結城市にある浄土宗の寺院です。山号及び院号は寿亀山楞厳院といいます。取手市の大鹿山清浄院弘経寺、常総市の寿亀山天樹院弘経寺(飯沼弘経寺)とともに「関東三弘経寺」の一つです。

室町時代からあった飯沼弘経寺が、天正3年(1575)に北条氏と多賀谷氏の合戦に巻き込まれて焼失したため、住職の団誉存把が結城に逃れ、その後文禄年間(1592~1596年)に徳川家康の次男で結城城主であった結城秀康の帰依を受けて再建されたものです。
なお、飯沼弘経寺のほうも江戸時代には現地に再興されているため、一般に地名を冠して「結城弘経寺」と呼ばれています。

江戸時代には飯沼・結城の両弘経寺ともに僧侶の学問所である檀林が置かれて栄え、芝増上寺などの寺院とともに「関東十八檀林」の一角を占めていました。

また、俳人の与謝蕪村は門人の砂岡雁宕を頼って結城に10年ほど滞在し、この弘経寺にも庵を設けて「墨梅図」や「楼閣図」などの優れた襖絵を残し、これらは現在では茨城県指定文化財となっています。

車椅子で旅行するポイント

【1】結城弘経寺の県道沿いの表門は階段につき東門方面に迂回する。
【2】鉤の手に曲がった公道に接続して弘経寺に入る車道があるので、ここから車で進入する。
【3】車道を進むと左手保育園向かいに砕石敷の駐車場があり、奥が境内となっている。
【4】山門は階段があるため右手の方丈前から境内に入る。
【5】弘経寺の本堂付近。手前まで石畳の参道が通じており、本堂に昇るには階段がある。





境内配置図 [凡例]
本堂 観音堂 転輪経堂 鐘楼堂 方丈 砂岡雁宕の墓 山門 不動堂 明照保育園 表門 東門 墓地 金福寺 光福寺 妙国寺 結城酒造 毘沙門天堂 吉田用水 茨城県道264号小山結城線 本町交差点 

移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

結城弘経寺は正面から入る参道は表門、山門にそれぞれ階段があるが、東門方面に迂回して車道を通れば問題はない。山門も方丈側に迂回すれば、階段を避けて境内に入れる。

周辺の名所・観光スポット

結城市観光物産センター

「結城市観光物産センター」は、結城駅北口の複合施設「結城市民情報センター」内に入居する、結城市の観光と物産品情報の発信拠点です。特産の結城紬をはじめとして、桐下駄や和菓子などの物産品の展示販売、市内の観光案内などを行っています。定期的に結城紬機織りの実演をしており、間近で見ることができます。
【身障者用駐車場(地下)・トイレ・スロープ・エレベーター・点字ブロックあり】

■参考リンク:結城市観光情報>観光物産センター

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このページの執筆者
@tabisora110