桑名宗社

桑名宗社

2024年6月4日神社

桑名宗社は、三重県桑名市にあり、桑名神社と中臣神社の2つの神社からなります。地元では「春日神社」とも呼ばれます。江戸時代には歴代の桑名城主から崇敬されました。毎年8月には「石取祭」が行われており、「山・鉾・屋台行事」の構成遺産としてユネスコの無形文化遺産に登録されています。

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旅行先について

地図

旅行先の概要

御祭神 桑名神社:天津彦根命、天久久斯比乃命
中臣神社:天日別命、建御雷神、斎主神、天児屋根命、比売神
所在地 三重県桑名市本町46番地
交通 JR関西本線「桑名駅」から三重交通バス(桑名長島温泉線)で約5分、「本町」停留所下車、徒歩1分
東名阪自動車道「桑名IC」から車で約10分
拝観料 無料
駐車場 境内に砕石を敷いた無料駐車場あり
URL
連絡先 桑名宗社(春日神社) 0594-22-1913

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歴史・由来

桑名宗社は、三重県桑名市にあり、向かって右の桑名神社と左の中臣神社の2つの神社からなります。

桑名神社は平安時代の『延喜式』神名帳に載る古社で、天照大神の子である天津彦根命と、さらにその子である天久々斯比乃命(あめのくぐしびのみこと)を祀っています。天久々斯比乃命は桑名の地を開発した古代豪族「桑名首(くわなのおびと)」の祖神でもあります。

中臣神社も『延喜式』にみえる式内社で、伊勢国造の遠祖である天日別命を祀り、もとは現在の桑名市上野にあったものが、正応2年(1289年)に桑名神社の境内に遷座しました。また、永仁4年(1296)には奈良の春日大社から建御雷神、斎主神、天児屋根命、比売神の4柱(春日神)を勧請したため、以後「春日神社」とも呼ばれるようになりました。

江戸時代には本多忠勝ら歴代の桑名城主から崇敬され、社領の寄進を受けるなどしています。拝殿や楼門などの建物も桑名藩主により造営されましたが、昭和20年(1945)の桑名空襲で焼失し、戦後に再建されました。

この神社には三重県指定文化財の「村正」の太刀が奉納されているほか、毎年8月の「石取祭」も国の重要無形民俗文化財に指定されています。「石取祭」は氏子町内から「祭車」が繰り出され、鉦や太鼓を打ち鳴らしながら練り歩く「日本一やかましい祭り」といわれるものです。平成28年(2016)には「山・鉾・屋台行事」の構成遺産としてユネスコの無形文化遺産に登録されました。

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車椅子で旅行するポイント

桑名宗社_1.jpg 【1】桑名宗社の楼門には石段があるが、左側に入ると駐車場、右側には平坦な歩道があり迂回できる。
桑名宗社_2.jpg 【2】楼門左側に砕石を敷いた無料駐車場があり、参道とは隣接している。
桑名宗社_3.jpg 【3】参道は石畳が敷かれ平坦、境内の他の部分は玉砂利が敷かれている。
桑名宗社_4.jpg 【4】桑名宗社の拝殿付近。手前まで石畳で舗装され、建物の位置は周囲より1段高い。


桑名宗社境内図

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境内配置図 [凡例]
中臣神社 桑名神社 春日稲荷神社 桑名東照宮 皇大神宮御分霊社 母山神社 手水舎 眺憩楼 春日神社会館 楼門 田町交差点 本町バス停 三重県道613号福島城南線

移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

桑名宗社は楼門に石段があるが左右に迂回ができ、他も基本的に平坦である。参道部分は石畳で舗装され、周囲は玉砂利が敷かれている。駐車場も境内に直接乗り入れることができる。

周辺の名所・観光スポット

六華苑

六華苑は、実業家の二代目諸戸清六の邸宅で、大正2年(1913)に竣工しました。「鹿鳴館」を手掛けたことで知られるイギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計の洋館と、池泉回遊式庭園をもつ和館からなっており、これらの建物は国の重要文化財に指定されています。庭園もまた国名勝に指定されています。
【身障者用駐車場・多目的トイレ・スロープ・貸出用車椅子あり。障害者手帳提示で本人及び付添3名まで無料。】

■参考リンク:六華苑

このページの執筆者
@tabisora110