桑名宗社
桑名宗社は、三重県桑名市にあり、桑名神社と中臣神社の2つの神社からなります。地元では「春日神社」とも呼ばれます。江戸時代には歴代の桑名城主から崇敬されました。毎年8月には「石取祭」が行われており、「山・鉾・屋台行事」の構成遺産としてユネスコの無形文化遺産に登録されています。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 |
桑名神社:天津彦根命、天久久斯比乃命 中臣神社:天日別命、建御雷神、斎主神、天児屋根命、比売神 |
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所在地 | 三重県桑名市本町46番地 |
交通 |
JR関西本線「桑名駅」から三重交通バス(桑名長島温泉線)で約5分、「本町」停留所下車、徒歩1分 東名阪自動車道「桑名IC」から車で約10分 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 境内に砕石を敷いた無料駐車場あり |
URL | 桑名宗社(春日神社) |
連絡先 | 桑名宗社(春日神社) 0594-22-1913 |
歴史・由来
桑名宗社は、三重県桑名市にあり、向かって右の桑名神社と左の中臣神社の2つの神社からなります。
桑名神社は平安時代の『延喜式』神名帳に載る古社で、天照大神の子である天津彦根命と、さらにその子である天久々斯比乃命(あめのくぐしびのみこと)を祀っています。天久々斯比乃命は桑名の地を開発した古代豪族「桑名首(くわなのおびと)」の祖神でもあります。
中臣神社も『延喜式』にみえる式内社で、伊勢国造の遠祖である天日別命を祀り、もとは現在の桑名市上野にあったものが、正応2年(1289年)に桑名神社の境内に遷座しました。また、永仁4年(1296)には奈良の春日大社から建御雷神、斎主神、天児屋根命、比売神の4柱(春日神)を勧請したため、以後「春日神社」とも呼ばれるようになりました。
江戸時代には本多忠勝ら歴代の桑名城主から崇敬され、社領の寄進を受けるなどしています。拝殿や楼門などの建物も桑名藩主により造営されましたが、昭和20年(1945)の桑名空襲で焼失し、戦後に再建されました。
この神社には三重県指定文化財の「村正」の太刀が奉納されているほか、毎年8月の「石取祭」も国の重要無形民俗文化財に指定されています。「石取祭」は氏子町内から「祭車」が繰り出され、鉦や太鼓を打ち鳴らしながら練り歩く「日本一やかましい祭り」といわれるものです。平成28年(2016)には「山・鉾・屋台行事」の構成遺産としてユネスコの無形文化遺産に登録されました。
車椅子で旅行するポイント
中臣神社 桑名神社 春日稲荷神社 桑名東照宮 皇大神宮御分霊社 母山神社 手水舎 眺憩楼 春日神社会館 楼門 田町交差点 本町バス停 三重県道613号福島城南線 |
移動のしやすさ
★★★★☆
バリアフリーの状況
桑名宗社は楼門に石段があるが左右に迂回ができ、他も基本的に平坦である。参道部分は石畳で舗装され、周囲は玉砂利が敷かれている。駐車場も境内に直接乗り入れることができる。
周辺の名所・観光スポット
六華苑
六華苑は、実業家の二代目諸戸清六の邸宅で、大正2年(1913)に竣工しました。「鹿鳴館」を手掛けたことで知られるイギリス人建築家ジョサイア・コンドル設計の洋館と、池泉回遊式庭園をもつ和館からなっており、これらの建物は国の重要文化財に指定されています。庭園もまた国名勝に指定されています。
【身障者用駐車場・多目的トイレ・スロープ・貸出用車椅子あり。障害者手帳提示で本人及び付添3名まで無料。】
■参考リンク:六華苑