一畑薬師
一畑薬師は、島根県出雲市にある臨済宗の寺院です。寛平6年(894)、漁師が海中から引き上げた薬師如来像を奉安したところ盲目の母親の眼が開いたという伝説があり、別名「眼の薬師」とも。眼病平癒に御利益があります。水木しげるの『のんのんばあとオレ』にも登場し、山上に開けた穏やかなところです。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御本尊 | 薬師瑠璃光如来 |
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所在地 | 島根県出雲市小境町803 |
交通 |
一畑電車「一畑口駅」から平田生活バス経由で約10分、「一畑薬師」下車(運賃:大人200円)。 山陰自動車道「宍道IC」から車で約20分。 |
拝観料 | 無料。 ただし、「本坊書院庭園」は大人300円、小・中学生100円。 |
駐車場 | 寺院参道入口に舗装された無料駐車場あり。身障者は入口を左折し別途本堂近くに舗装された身障者駐車区画あり。 |
URL | 一畑薬師 |
連絡先 | 総本山一畑寺(一畑薬師) 0853-67-0111 |
歴史・由来
一畑薬師(いちばたやくし)は、島根県出雲市にある臨済宗の寺院で、「眼の薬師」ともいわれます。境内の観音堂は「中国三十三観音霊場」の第26番札所。
縁起によれば、寛平6年(894)、漁師与市が海中から引き上げた薬師如来像を奉安したところ盲目の母親の眼が開き、その後漁師が出家して「医王山一畑寺」を建立したのが始まりといいます。
眼病平癒に御利益があるとされ、各地に多数の講が組織されたことから、明治時代には一畑薬師参詣の便宜のために「一畑電車」が敷設されたほどです。
この寺院は、『ゲゲゲの鬼太郎』で知られる漫画家・水木しげるの自伝エッセイ『のんのんばあとオレ』にも登場する、山上に開けた穏やかなところで、境内には自然に囲まれたコテージもあります。
車椅子で旅行するポイント
薬師本堂 観音堂 仁王門 本坊 法堂 下生閣 身障者駐車場 コテージ 山上商店街 県道 |
移動のしやすさ
★★★★★
バリアフリーの状況
山の中にある一畑薬師だが、境内道路上の案内に沿って自動車で走ると、一畑山コテージ(宿坊)近くの舗装済みの身障者用駐車場に出る。この駐車場から下生閣までは坂道となっているが、それを越えれば薬師本堂までは手すり付きのスロープで移動ができ、途中に身障者用トイレも設置されている。薬師本堂にも脇のスロープから上がることができる。
周辺の名所・観光スポット
カラコロ工房
昭和初期の旧日本銀行松江支店の建物を活用した、「匠」をテーマとする製造・販売一帯型の工芸館。松江城に近い中心市街地にある。内部にはガラス・めのう細工、木工、陶芸作家のブランドショップやレストランなどの飲食施設があるほか、工房での制作体験もできる。
【身障者用トイレ・駐車場・スロープ・エレベーター・車椅子貸出あり】
■参考リンク:カラコロ工房