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金刀比羅宮

金刀比羅宮

2013年6月23日神社

金刀比羅宮は、香川県琴平町の神社で、大物主神を主神とし、崇徳天皇を配祀。「こんぴらさん」とも呼ばれます。海上安全の守護神として信仰され、室町時代以降はお伊勢参りと並ぶ庶民参詣の拠点となっています。象頭山中腹の御本宮は785段の石段上にあり、境内から讃岐平野を一望できる雄大さが魅力です。

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旅行先について

地図

旅行先の概要

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御祭神 大物主神、崇徳天皇
所在地 香川県仲多度郡琴平町字川西892-1
交通 JR土讃線「琴平駅」又は琴平電鉄「琴電琴平駅」から大門まで徒歩約20分。大門から石段で御本宮まで徒歩約1時間。
高松自動車道「善通寺IC」から車で大門下まで約15分。
拝観料 無料。
ただし、「宝物館」及び「書院」(円山応挙の障壁画など)はそれぞれ大人500円、高・大学生200円。
駐車場 神社境内は許可車両以外進入禁止のため、通常はJR琴平駅隣接の琴平町営西・東駐車場(普通車1時間以内200円、以後30分ごと100円)、その他周辺に多数ある民間駐車場を利用。
URL
連絡先 金刀比羅宮 0877-75-2121

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歴史・由来

金刀比羅宮は、香川県琴平町の神社で、大物主神を主神とし、讃岐国に配流された崇徳天皇を配祀。「こんぴらさん」とも呼ばれます。

創建の由来には諸説ありますが、古くから海上安全の守護神として信仰され、神仏習合であった室町時代の頃からにぎわいを見せるようになります。

特に江戸時代には別当寺であった松尾寺の宥盛上人が朱赤地に丸金の文字をあしらった渋うちわを考案し、参詣の土産物として定着するとともに、各地に金毘羅講が生まれるなどして、「お伊勢参り」と並ぶ庶民参詣の拠点となりました。

明治時代には神仏分離令を受けて「金刀比羅宮」と改称し、神道の神社として現在に至ります。

象頭山中腹の御本宮は785段の石段上にあり、その隣には后神を祀る三穂津姫社、さらに下向道の石段下にはかつての松尾寺の金堂で天御中主神ほかを祀る旭社(重要文化財)が鎮座しており、境内から広々とした讃岐平野を一望できる雄大さが魅力です。

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車椅子で旅行するポイント

金刀比羅宮の境内道路の自動車乗り入れは、身体障害を理由として社務所に事前申請し、公印付きの「車両乗り入れ許可証」を得ることが必要で、入口の番小屋で確認を求められます。進入経路は社務所の指示に従ってください。
北側(写真【2】以降)裏参道の移動は徒歩であれば可能ですが、車椅子のままでは難しく、舗装済みではあるものの長い坂道(階段であれば御本宮まで785段分)であることに留意する必要があります。

読み方 緑黛殿(りょくたいでん) 神椿(かみつばき) 高橋由一(たかはしゆいち)

金刀比羅宮【1】表参道は御本宮まで階段のため車椅子不可。下から「石段かご」(往復6800円)に乗れるが通常は365段の「大門」まで、身障者として事前許可を受ければ596段「祓戸社」(旭社手前、料金2倍)まで可能。
金刀比羅宮【2】裏参道の入口には番小屋があり、車両乗入れには許可証が必要。舗装され階段はないものの坂道が延々と続く。
金刀比羅宮【3】裏参道、高橋由一館方面は黄色の看板を目印に進む。分かれ道のもう一方は御本宮裏への長い急坂(御本殿手前あたりの勾配が急で、車椅子のまま移動は困難)。
金刀比羅宮【4】分岐を高橋由一館方面に進むと、高橋由一館、こんぴら狗の銅像、神馬舎のある表参道431段目の広場に出る。
金刀比羅宮【5-1】身障者トイレ内部
金刀比羅宮【5】431段目の広場の先には身障者トイレがある。
金刀比羅宮【6】金刀比羅宮の御本宮のある境内は参道のみ石畳で、他は玉砂利敷。賽銭箱は正面階段上にある。
金刀比羅宮【7】うどんの館大庄屋の角を曲がり南側(牛屋口)の境内道路を行くと、緑黛殿又は資生堂パーラー神椿へ続いている。緑黛殿は御本宮と同一敷地。パーラー利用は許可証なしで行けるものの上下の参道は階段。


金刀比羅宮裏参道・境内図

周辺の名所・観光スポット

国営讃岐まんのう公園

香川県まんのう町にある国営公園で、弘法大師空海が改修したことで知られる日本最大の灌漑用のため池・満濃池に隣接している。四国最大級のスイセン、コスモスの植栽を施した「飛竜の花道」「花竜の道」のほか、オートキャンプ場「ホッ!とステイまんのう」などの各ゾーンで構成されている。
【身障者用トイレ・駐車場・スロープ・車椅子貸出あり。障害者手帳提示で本人及び介助者1名無料。】

■参考リンク:国営讃岐まんのう公園

このページの執筆者
@tabisora110