莵橋神社
莵橋神社は、石川県小松市の神社で、平安時代の『延喜式』に載る式内社。地元では「お諏訪さん」とも。5月には神輿が町内を巡幸する「お旅まつり」があり、曳山で演じる子供歌舞伎が奉納されます。8月には水難、火難除けが転じた「西瓜祭り」があり、この時期松尾芭蕉も訪れたことで知られます。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 菟橋大神、建御名方命、八坂刀賣命 |
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所在地 | 石川県小松市浜田町イ233 |
交通 |
JR「小松駅」から徒歩約10分又は北鉄加賀バス(安宅線)経由で約5分、「浜田町」下車。 北陸自動車道「小松IC」から車で約5分。 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 神社境内、結婚式場「諏訪会館」前に砕石敷の駐車場あり(収容台数70台)。神社と道路隔てた向かい「すわまへ芭蕉公園」にも舗装駐車場あり。 |
URL | 莵橋神社 |
連絡先 | 莵橋神社 0761-24-2311(諏訪会館) |
歴史・由来
石川県小松市の神社で、平安時代の『延喜式』に載る式内社。御祭神は莵橋郷内の総鎮守である莵橋大神で、相殿に建御名方命、八坂刀売命のいわゆる諏訪大神を祀っていることから、「お諏訪さん」とも呼ばれ親しまれています。
創建は慶雲元年(704)ともいわれ、平安初期の弘仁14年(823)、越前国から分かれて加賀国が新たに立てられると、この社のある得橋(菟橋)郷には国府がおかれ、国の中心となりました。
江戸時代に至り、加賀藩主の前田氏はこの社を小松城の鎮守として崇敬し、慶安4年(1651)に現在地に遷座し、新たに社殿を造営しています。今に残る本殿は江戸初期の神社建築の遺構として貴重であるとされ、小松市の指定文化財となっています。
毎年5月には神輿が町内を巡幸する「お旅まつり」があり、曳山の上で演じる子供歌舞伎が奉納されます。
また、8月には水難、火難除けの「水火」が転じたという「西瓜祭り」があり、元禄2年(1689)にはこの祭りの最中に松尾芭蕉も訪れて、「しほらしき 名や小松ふく 萩すすき」と詠んだことでも知られます。
車椅子で旅行するポイント
本殿 拝殿 手水舎 昇龍の松 牛若松 鳥居 社務所 芭蕉句碑 諏訪会館 トイレ すわまへ芭蕉公園 四阿 琴平神社 浜田町バス停 国道360号 小松空港 小松駅 |
移動のしやすさ
★★★★☆
バリアフリーの状況
莵橋神社の境内は平坦で、参道には石畳が敷かれている。自動車も境内の駐車場に直接乗り入れができる。道路を挟んで反対側に公園があり、身障者用トイレが併設されている。
周辺の名所・観光スポット
安宅の関
日本海沿岸の安宅に守護・富樫氏が設けたとされる関所。歌舞伎の『勧進帳』にある、奥州平泉に逃れる途中の源義経と武蔵坊弁慶の主従一行が関守・富樫泰家に咎められ、白紙の勧進帳を読み上げるという弁慶の奇計と富樫泰家の同情で通過出来たというエピソードの舞台となった。石川県史跡。【隣接の「安宅の関」こまつ勧進帳の里館内に身障者トイレあり】
■参考リンク:安宅の関