八坂神社(小倉祇園)
八坂神社は、福岡県の小倉城内にある神社で、映画『無法松の一生』で有名となった例祭は、京都の祇園祭、博多の博多祇園山笠とともに「全国三大祇園」に数えられます。もとは小倉城主・細川忠興が領内の総鎮守として建立したもので、明治時代に城内に遷座しました。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 |
【北殿】櫛名田比売命、須佐能袁命、天之菩卑命、天之忍穂耳命、天津日子根命、活津日子根命、熊野久須比命、市寸島比売命、多紀理比売命、多岐津比売命 【南殿】大名牟遅命、少比古那命、須佐之男命、櫛名田比売命 |
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所在地 | 福岡県北九州市小倉北区城内2-2 |
交通 | JR「西小倉駅」から徒歩約5分 JR「小倉駅」から西鉄バスで約5分、「北九州市役所前」又は「室町・リバーウォーク」停留所下車、徒歩約5分 北九州都市高速道路「大手町ランプ」又は「勝山ランプ」から車で約2分 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 神社北東側の公道沿いにある楼門から入り、砕石敷の境内駐車場(無料)を利用できます。 |
URL | 八坂神社 |
連絡先 | 八坂神社 093-561-0753 |
歴史・由来
八坂神社は、福岡県の小倉城内にある神社で、「小倉の祇園さん」として親しまれている単立神社です。
明智光秀の娘・玉子(細川ガラシャ)を正室とし、「利休七哲」の一人に数えられる文化人としても著名な小倉藩主・細川忠興が、江戸初期の元和3年(1617)に領内総鎮守として城下の鋳物師町に祇園社を創建したのがはじまりです。
御祭神は須佐之男命をはじめとする12柱で、もとは貞観年間(9世紀)から祀られていたという不動山(愛宕山)と片野村の祇園の小祠を、新たな祇園社の南殿、北殿にそれぞれ勧請したものといいます。
細川忠興が鷹狩の際、戯れに祇園の小祠の扉を開いたところ両目が見えなくなったため、神罰を恐れて立派な社殿を造営したという創建伝説を伴っていることから、八坂神社には眼病平癒の御利益があるとも言われています。
毎年7月10日~12日に催行される八坂神社の例祭「小倉祇園祭り」は、京都の祇園祭、博多の博多祇園山笠とともに「全国三大祇園」に数えられる賑々しいお祭りで、この日に披露される勇壮な「小倉祇園太鼓」は、戦前の映画『無法松の一生』の中で、阪東妻三郎演じる主人公・富島松五郎が飛び入り参加するシーンにより一躍有名となりました。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
小倉城
関が原の戦いで功のあった細川忠興が入部し、慶長7年(1602)に大規模な改築を施した平城で、寛永9年(1632)以降は細川家の肥後転封により小笠原家の居城となった。江戸幕末の長州征伐では激しい戦闘の舞台となり、明治時代には小倉鎮台、のち陸軍第12師団司令部が置かれた。昭和34年(1959)、鉄筋コンクリート構造の復興天守が建設され、現在内部は体験型施設となっている。旧城址の区域内には他に小倉城庭園、松本清張記念館などの施設がある。
【身障者用駐車場・トイレ・スロープ・階段昇降機・車椅子貸出・障害者割引(市民のみ)あり】
■参考リンク:小倉城