秩父神社

秩父神社

2014年1月7日神社

秩父神社は、埼玉県秩父市の式内社で、絢爛豪華な12月の例祭・秩父夜祭は「日本三大曳山祭」の一つとして多くの観光客を集めます。御祭神は宇宙開闢の神・天御中主命ほかで、関東百名山の武甲山を仰ぐ地に鎮座し、かつては妙見宮として知られていました。

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旅行先について

地図

旅行先の概要

御祭神 八意思兼命、知知夫彦命、天御中主命、秩父宮雍仁親王
所在地 埼玉県秩父市番場町1-3
交通 秩父鉄道「秩父駅」から徒歩約3分。西武秩父線「西武秩父駅」から徒歩約15分。
関越自動車道「花園IC」から国道140号、皆野寄居バイパス経由、車で約40分。
拝観料 無料
駐車場 境内東側、秩父鉄道「秩父駅」前から延びる道路沿いに舗装された駐車場があります。境内西側、国道299号沿いにも砕石敷の駐車場があります。いずれも無料。
URL
連絡先 秩父神社 0494-22-0262

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歴史・由来

秩父神社(ちちぶじんじゃ)は、埼玉県秩父市に鎮座する式内古社で、『秩父大宮妙見宮縁起』によれば、八意思兼命の十世の孫である知々夫彦命が崇神天皇の時代に知々夫国造に任じられ、允恭天皇の時代にその九世の孫である狭手男臣が遠祖を祀り、「知々夫神社」と称したことにはじまるといわれています。

中世にはこの社に仏教の妙見信仰が持ち込まれ、「秩父妙見宮」として武家の尊崇を集めました。『新編武蔵風土記稿』には、天慶の乱の折、平良文が上野国群馬郡花園村の妙見菩薩(現群馬県高崎市の妙見寺か)の加護により平将門の軍勢を難なく退けることに成功したことから、秩父に妙見宮を勧請したという話を載せていますが、そもそも平良文は将門に味方していたという説もあります。

戦国時代の永禄13年(1570)には、関東一帯を領する北条氏と争っていた武田信玄が秩父に侵攻し、社殿はことごとく焼き払われてしまいます(世に「信玄焼き」という。)が、天正20年(1592)には徳川家康の寄進により極彩色の権現造の社殿が再建されました。

秩父神社を中心として毎年12月3日に行われる例祭は「秩父夜祭」として有名であり、武甲山を望む御旅所への神幸や山車供奉が行われます。京都の祇園祭、飛騨高山祭とともに「日本三大曳山祭」のひとつとされ、国指定重要無形民俗文化財、ユネスコの無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」でもあります。

また、近年は秩父を舞台としたテレビアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や映画『心が叫びたがってるんだ。』のヒットにより、キャラクターを描いた絵馬が秩父神社境内西側の絵馬掛けに数多く奉納されるようになりました。

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車椅子で旅行するポイント

秩父神社【1】秩父神社南門(正面)の大鳥居。歩道は途切れており道路の縁石に5センチ程の段差あり。
秩父神社【2】神社東側に舗装済の無料駐車場あり。奥に手すり付きのスロープがあり東門に接続している。
秩父神社【3】東門を入ると境内「つなぎの龍」付近に出る。奥に天神地祇社。様々な彫刻のある御本殿の周囲は玉砂利敷で平坦。
秩父神社【4】秩父駅からの歩道に接続するスロープ。平成殿を通り抜けて境内に入ることも可。館内の喫茶スペース奥に身障者用トイレあり。
秩父神社【5】神社西門から砕石敷の駐車場に入ることも可。西門に段差なし。奥の建物は平成殿で車椅子でも出入可。
秩父神社【6】西門の近く、屋台庫脇にトイレ棟あり。身障者用トイレも設置されている。
秩父神社【7】平成殿、西門、南門から境内に入ると神門の石段があるが、門の右脇に車椅子マークの付いたスロープがあり迂回できる。
秩父神社【8】秩父神社御本殿。参道は石畳、周囲は玉砂利敷で平坦。賽銭箱も手が届く位置にある。


秩父神社境内図

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境内配置図 [凡例]
大鳥居 手水舎 神馬舎 平成殿・社務所 喫茶柞(ははそ) 神楽殿 西門 本町屋台庫 白虎門 神門 禍津日社 天満天神宮 東照宮
 神降石 柞の祓川 柞稲荷神社 諏訪神社 日御碕宮 神饌所 神札所 儀式殿 御本殿 子育ての虎 お元気三猿 豊受大神宮  北辰の梟 額殿 天神地祇社 つなぎの龍 皇大神宮 東門 参集殿 斎館 車祓所 柞祖霊社 秩父駅 秩父まつり会館 秩父神社前交差点 国道299号 本町交差点 国道140号上野町交差点 飯能市

移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

秩父神社には東側「参集殿」玄関前の舗装駐車場から「東門」を通り拝殿に抜けるコンクリート製のスロープがあるが、斜度が急なため、いったん駐車場から「平成殿」内を通って正面のスロープに出るか、又は「西門」から未舗装の境内駐車場に入り、正面のスロープを使うとよい。
境内は玉砂利が敷かれているが、参道部分は石畳で平坦となっている。身障者トイレは「西門」脇と「平成殿」内にそれぞれ設置されている。

周辺の名所・観光スポット

秩父まつり会館

秩父神社の東向かいに立地。日本三大曳山祭りのひとつである秩父夜祭の屋台、笠鉾などを常設展示しており間近で見ることができる。春、秋の行楽シーズンには屋台ばやしの実演も行われる。
【身障者用駐車場・スロープ・トイレ(簡易オストメイト対応)・エレベーター・車椅子貸出あり】

■参考リンク:秩父まつり会館

このページの執筆者
@tabisora110