日光二荒山神社本社

2013年5月25日神社

日光二荒山神社は、栃木県日光市に鎮座する神社です。二荒山(男体山)を神体山とする山岳信仰より発する古社で、武家の崇敬も厚く、徳川秀忠以下の将軍により社殿造営などが行われています。朱塗りの本殿は国の重要文化財に指定されており、明治期に分離した東照宮、輪王寺とともにユネスコの世界遺産の一部になっています。

旅行先の地図

旅行先の概要

御祭神 大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命
所在地 栃木県日光市山内2307
交通 JR日光線「日光駅」・東武日光線「東武日光駅」から東武バス「湯元温泉・中善寺温泉」行き「西参道」下車、徒歩約5分
日光宇都宮道路「日光IC」から車で約5分
拝観料 二社一寺共通拝観券:一般1000円、高校生600円、小・中学生400円
神苑拝観:大人200円、子ども100円
神橋:大人300円、高校生200円、小・中学生100円
駐車場 神社入口に有料駐車場(普通車500円、30台収容)
URL
連絡先 日光二荒山神社 0288-54-0535

歴史・由来

日光二荒山神社は、栃木県日光市に鎮座する式内社で、本社、中宮祠、奥宮などからなり、大己貴命と后神の田心姫命、御子の味耜高彦根命を祀っています。下野国一の宮でもあります。

神護景雲元年(767)に勝道上人が日光の二荒山(男体山)に登頂し三神を祀ったのがはじまりとされますが、山頂の遺跡からはさらに古く二荒山を神体山とする山岳信仰があったことが知られます。

武家の崇敬も厚く、徳川秀忠以下の将軍により社殿造営などが行われており、特に元和3年(1617)、隣地に徳川家康を祀る東照宮が創建されたことによって、日光の地主神として厚遇されるようになります。

朱塗りの本殿は徳川秀忠が寄進したもので、国の重要文化財に指定されているほか、明治期に分離した東照宮、輪王寺とともに「日光の社寺」の一部をなすものとして世界遺産に認定されています。

車椅子で旅行するポイント

【1】国道120号沿いの「二荒山神社参道入口」看板に従い参道へ。入口がわかりにくいので注意。
【2】国道沿いの市営駐車場ほかに身障者用トイレ。一部はオストメイト対応。
【3】参道の坂を進むと左手鳥居に階段、右手に駐車場入口の舗装道がみえる。
【4】駐車場のトイレは手すり付きだが狭く車椅子には困難。ちり紙は自販機で購入。
【5】境内は玉砂利敷で参道部分は石畳。石畳は場所により凹凸あり。
【6】拝殿正面は石段で賽銭箱は段上にある。ただし、他の賽銭箱が参道か授与所脇に置かれている。
【7】有料区画の「神苑」内は奥の「霊泉」手前までは平坦な石畳。
【8】奥にある霊泉、休憩所あづまや、遥拝所は玉砂利と階段となるので車椅子不可。
【9】神社から玉砂利敷の上新道を通り東照宮五重塔まで移動可。東照宮は表門以遠の有料区画は階段のため車椅子不可。





境内配置図 [凡例]
本殿 拝殿 祈願受付所 社務所 札所 神楽殿 神門 日枝神社 神輿舎 大国殿 朋友神社 霊泉 休憩所あづまや 遥拝所 楼門 法華堂 バス転回所 国道120号 上新道 東照宮

移動のしやすさ

★★★☆☆

バリアフリーの状況

日光二荒山神社本社の周辺にはいくつかの駐車場があるが、境内横のもっとも近い駐車場まで自動車で乗り付けることができれば参拝は可能。神門より先の境内の参道は石畳になっているが、駐車場から神門までは玉砂利の道で、多少の段差もあるので介助は必要。日光全体として市営駐車場付近などに身障者トイレがいくつかの場所に設置されているが、必ずしも境内に近い場所ではない。

周辺の名所・観光スポット

華厳の滝

奥日光にある名瀑で、高さ97メートルの断崖を中禅寺湖の湖水が豪快に流れ落ちる。【エレベーターで展望台まで車椅子可】

■参考リンク:華厳滝エレベーター

広告

このページの執筆者
@tabisora110