宝登山神社
宝登山神社は、埼玉県長瀞町の神社で、秩父神社、三峯神社とともに「秩父三社」の一つです。日本武尊が猛火に遭った際に山犬(オオカミ)が助けたとの伝説から火難除けなどのご利益があります。社殿は極彩色の彫刻で飾られた壮観なもので、フランスの権威あるガイドブック「ミシュラン」にも登載されました。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 神日本磐余彦尊(神武天皇)、大山祇神、火産霊神 |
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所在地 | 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828 |
交通 | 関越自動車道「花園IC」から国道140号経由、車で約20分。 秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩約10分(ただし駅から坂道)。 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 神社入口に砕石敷の駐車場、社務所前に舗装された駐車場あり。いずれも無料。 |
URL | 寳登山神社 |
連絡先 | 宝登山神社 0494-66-0084 |
歴史・由来
宝登山神社(ほどさんじんじゃ)は、埼玉県長瀞町の神社で、秩父神社、三峯神社とともに「秩父三社」の一つです。
社伝によれば、日本武尊が東征の際、宝登山で猛火に遭ったものの、山犬(オオカミ)の助けにより無地登頂を果たしたことから、この山を「火止山」と名付けて神日本磐余彦尊(神武天皇)、大山祇神、火産霊神の三柱を祀ったとされています。
のち永久元年(1113)空円の開基になる「玉泉寺」が別当寺として山内を管理するところとなり、祭神を「宝登山大権現」と称し、眷属である山犬ともども信仰を広めます。
近世には江戸を含む周辺一帯で「御眷属講」などが盛んになり、特に山犬(オオカミ)の護符は火難除け・盗難除けとして珍重されましたが、明治時代の神仏判然令により神式に改められました。
しかしながら、他地域のようには神仏分離が徹底せず、現在も境内に「玉泉寺」が残り、行事には社寺双方が参列するなどの事例がみられます。
江戸末期から明治にかけて造営された社殿は、欄間に「二十四孝」を題材とした極彩色の彫刻があるなど華麗なもので、フランスの権威あるガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にも登載されています。
社殿のある宝登山麓の直下には国の名勝指定を受けた「岩畳」をめぐる和船の川下り「長瀞ライン下り」の発着場があり、さらに奥宮のある山頂には「宝登山ロープウェイ」が通じ、「宝登山小動物園」などの施設もあるなど、一帯には観光スポットが集中し、参拝者は年間100万人を数えています。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
宝登山ロープウェイ
標高497メートルの宝登山を山麓駅から山頂駅まで約5分で結ぶ全長832メートルのロープウェイ。山頂には神社奥宮のほか梅園や小動物園などがある。【身障者手帳提示で割引、身障者トイレあり】
■参考リンク:宝登山ロープウェイ