出羽神社(三神合祭殿)
出羽神社は、山形県の羽黒山頂に鎮座する神社で、平安時代の『延喜式』に記された式内社。御祭神は伊氐波神・稲倉魂命。月山・羽黒山・湯殿山を「出羽三山」と呼び、古くから修験道の信仰の拠点として栄えました。深い杉木立に覆われたなかに国宝の五重塔はじめ数々の建物があります。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 伊氐波神・稲倉魂命 |
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所在地 | 山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7(社務所) |
交通 | JR羽越本線「鶴岡駅」から庄内交通バスで約50分、「羽黒山頂」下車。 山形自動車道「鶴岡IC」から車で約20分。 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 随身門(五重塔経由の石段の参道入口)の周辺、山頂(三山合祭殿の参道入口)周辺にそれぞれ無料の舗装された駐車場あり。 |
URL | 出羽三山神社 |
連絡先 | 出羽三山神社社務所 0235-62-2355 |
歴史・由来
出羽神社は、山形県の羽黒山頂に鎮座する神社で、平安時代の『延喜式』に記された式内社。御祭神は伊氐波神・稲倉魂命。
月山・羽黒山・湯殿山を「出羽三山」と呼び、古くから修験道の信仰の拠点として栄えました。このうち羽黒山には 冬場に雪で閉ざされる他の山の神をあわせて祀る「三神合祭殿」が置かれています。
伝説によると、蘇我馬子に暗殺された崇峻天皇の皇子・蜂子皇子が難を逃れてこの地に至り、三本足の烏に導かれて羽黒山を登拝、羽黒権現を感得して社を創建したと言われています。皇子の肖像は異形の姿で描かれることが多く、神秘的な力をもつ存在と考えられていたようです。
表参道は杉木立の中を険しい石段が続き、起伏に沿って摂社、末社や国宝の五重塔などの建造物が建ち並んでいますが、羽黒山有料道路で山頂近くまで行くことが可能です。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
黒川能
世阿弥が大成した猿楽能の流れを汲むもののいずれの流派にも属さずに鶴岡市黒川地区の春日神社の氏子の間に受け継がれてきた伝統芸能で、国の重要無形民俗文化財。中央では廃れてしまった古い演目や演式を残している。現地に展示室をもつ「黒川能の里・王祇会館」が開館している。【会館は身障者用駐車場・多機能トイレあり。身障者は展示ホール鑑賞料割引。】
■参考リンク:黒川能保存会