生國魂神社

生國魂神社 神社
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生國魂神社は、大阪府大阪市天王寺区に鎮座する式内社で、生島大神・足島大神を祀ります。豊臣秀吉による大阪城築城で現在地に遷座しました。地元では「いくたまさん」として親しまれ、毎年7月には「生國魂祭」が盛大に催されています。

旅行先について

地図

旅行先の概要

御祭神 生島大神・足島大神
所在地 大阪府大阪市天王寺区生玉町13-9
交通 阪神高速1号環状線「夕陽丘出入口」から車で5分
大阪メトロ谷町線・千日前線「谷町九丁目駅」から徒歩5分
拝観料 無料
駐車場 境内入って左の参集殿前(石畳で舗装済み)、右手の社務所前(未舗装)に駐車可
URL
連絡先 生國魂神社 06-6771-0002

歴史・由来

生國魂神社は、大阪府大阪市天王寺区に鎮座する神社です。国土を神格化したとされ、宮中で祭祀もされる生島大神・足島大神を祀ります。『日本書紀』孝徳天皇即位前条には「尊仏法、軽神道〔斮生國魂神社樹之類、是也〕。」とあり、孝徳天皇が生國魂神社の樹木を伐採して難波宮を造営した記事とみられることから、この神社の歴史の古さがうかがえます。平安時代の『延喜式神名帳』にも摂津国の名神大社として登場します。

かつては今の大阪城の地にあり、平安時代以降は神仏習合の流れで、聖徳太子創建といわれる隣接の法案寺が神宮寺となり、一体化して生玉宮寺と呼ばれました。戦国時代には法案寺から寺地の一部を借り受けた蓮如上人が大坂御坊を開き、後に石山本願寺となりました。石山本願寺が織田信長と敵対して石山合戦が起こると、生玉宮寺も兵火に巻き込まれて焼失し、その後、豊臣秀吉の大坂築城を機として現在地に遷座しました。

生玉宮寺は、本坊にあたる南坊を含め、生田十坊と呼ばれる塔頭を構え栄えていましたが、明治時代に入ると神仏分離令によりこれらの仏寺が切り離されて神社として独立し、旧社格制度のもとで官幣大社に列しています。

地元では「いくたまさん」として親しまれ、毎年7月には大阪城まで神輿が渡御する「生國魂祭」が盛大に催されており、大阪天満宮の「天神祭」、住吉大社の「住吉祭」とともに「大阪三大夏祭り」の一つといわれます。

車椅子で旅行するポイント

生國魂神社_1.jpg 【1】生國魂神社の正門は中央は階段だが両端は自動車も走行可能なコンクリート製のスロープとなっている。
生國魂神社_2.jpg 【2】正門を入って境内左手の参集殿前は石畳で舗装され駐車可能なスペースがあるほか、トイレ棟も設置されている。
生國魂神社_2-1.jpg 【2-1】身障者トイレ内部
生國魂神社_3.jpg 【3】生國魂神社の境内は参道部分は広い石畳、それ以外もほぼ平坦で移動しやすい。
生國魂神社_4.jpg 【4】拝殿正面は石段があるが、両サイトにはコンクリート製のスロープがあり車椅子でも移動できる。


生國魂神社境内図

境内配置図 [凡例]
本殿 幣殿 拝殿 手水舎 参集殿 玉秀庵 社務所 天満宮 住吉神社 皇大神宮 大阪祐徳稲荷神社 源九郎稲荷神社 鴫野神社 精鎮社 城方向八幡宮 鞴神社 家造祖神社 浄瑠璃神社 お玉茶屋 八兵衛大明神 生玉公園 月極駐車場

移動のしやすさ

★★★★★

バリアフリーの状況

生國魂神社は北門やその周辺の参道に階段があるものの、正門から入ればスロープがあり、拝殿上まで車椅子で移動することができる。境内はおおむね平坦で石畳で舗装されている部分も多く、また身障者用トイレも駐車場がある参集殿前に設置されている。

周辺の名所・観光スポット

万博記念公園

「万博記念公園」は、大阪府の条例に基づき、大阪府吹田市・茨木市の1970年大阪万博跡地に設置された公園です。岡本太郎の「太陽の塔」を中心として、264ヘクタールの広大な敷地内に自然文化園、国立民族学博物館、大阪日本民藝館、万博記念競技場などのさまざまな施設が整備されています。
【身障者用駐車区画・トイレ・スロープ・車椅子貸出あり】
■参考リンク:万博記念公園

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