加納天満宮

2023年8月8日神社

加納天満宮は、岐阜県岐阜市にある神社で、学問の神として知られる菅原道真を祀ります。文安2年(1445)、斎藤利永が沓井城を築いた際、その守護神として天満宮を勧請したのがはじまりといわれています。慶長6年(1601)、加納城の築城に伴い、城郭内にあったこの天満宮が現在地に遷座しました。例祭に登場する山車「鞍馬車」は高さ5メートルのからくり仕掛けのもので、岐阜市の有形文化財に指定されています。

旅行先について

地図


(この地図の緯度:35.406972, 経度:136.758542

旅行先の概要

御祭神 菅原道真
所在地 岐阜県岐阜市加納天神町4丁目1番地
交通 JR東海道本線・高山本線「岐阜駅」から徒歩約5分
東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」から車で約15分
拝観料 無料
駐車場 境内東側入口から進入し境内に駐車可(無料)
URL
連絡先 加納天満宮 058-271-0706

歴史・由来

加納天満宮は、岐阜県岐阜市にある神社で、学問の神である菅原道真を主祭神として祀ります。

室町時代の文安2年(1445)、美濃国目代の斎藤利永が美濃国沓井郷に沓井城を築いた際、その守護神として天満宮を勧請したのがはじまりといわれています。もっとも、『加納町史』はその100年前から斎藤氏の氏神として既にこの地に天満宮が祀られていたことを記しています。

天文年間に斎藤利政(斎藤道三)が稲葉山城に拠点を移し、沓井城は廃城となるものの、天満宮は地元の住人らにより引き続き奉斎されてきました。

関ケ原の戦い後の慶長6年(1601)、岐阜城が破却され、その代わりとして元の沓井城と同じ場所に加納城が築城されることになると、縄張の内にあった天満宮は広江川(清水川)沿いの浄地を選んで遷座し、現在に至っています。

加納城の初代城主・奥平信昌やその子・忠政も天満宮を厚く崇敬し、慶長13年(1608)に忠政に子が誕生した際には、祈願のために加納天満宮の社殿を修築したということです。

加納天満宮の例祭で曳き出される高さ5メートルの「鞍馬車」は、天狗や牛若丸のからくり人形が活躍する、明治時代に製作された華麗な山車で、岐阜市の有形文化財に指定されています。

車椅子で旅行するポイント

【1】加納天満宮の正面鳥居から歩行者は段差なく境内に入れる。
【2】参道を進んだ正面は拝殿で、基壇の分だけ高い位置にあるが、周囲はアスファルト舗装されているので左右に迂回できる。
【3】拝殿裏に回り込むと加納天満宮の本殿がある。神門の下は石段のため移動はここまで。
【4】自動車の場合には境内東側の収蔵庫脇から直接進入が可能。
【5】境内に入ると自動車の駐車スペースが用意されている。





境内配置図 [凡例]
本殿 拝殿 鞍馬車収蔵庫 福寿稲荷 津島神社 社務所 加納天満会館 手水舎 トイレ 天満小公園 国道157号 岐阜南税務署 雲端寺

移動のしやすさ

★★★☆☆

バリアフリーの状況

加納天満宮は平坦地にあり、境内の大部分が舗装されているため、移動は比較的容易である。ただし、本殿や拝殿の前には石段があるので、段上まで登って参拝することができない。境内のトイレも身障者用ではないが、隣接する天満小公園に多機能トイレがある。自動車の場合、境内東側から直接乗入れができるが、周辺道路の一方通行規制に注意したい。

周辺の名所・観光スポット

長良川うかいミュージアム

1300年以上の歴史をもつ「長良川の鵜飼」を紹介・発信する場として開設された展示施設。鵜飼漁で使われている用具などの実物資料や、漁の様子を記録した映像・写真などが展示されている。オフシーズンの土曜日・日曜日・祝日には鵜匠による鵜飼の実演もある。全面ガラス張りの2階無料ラウンジからは岐阜城や長良川の景観を楽しめる。
【身障者用トイレ・スロープ・エレベーターあり。身障者・介助者1名まで入場料無料。】

■参考リンク:長良川うかいミュージアム

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このページの執筆者
@tabisora110