氣多大社
氣多大社は、石川県羽咋市の神社で、平安時代の『延喜式』に「名神大社」の社格で載る式内社。能登国一の宮。古くから北陸の大社として知られ、後背地には樹齢数百年の広葉樹が自生する「入らずの森」があります。御祭神は大己貴命で、近年は縁結びのパワースポットとしても人気があります。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 大己貴命 |
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所在地 | 石川県羽咋市寺家町ク1 |
交通 | JR七尾線「羽咋駅」から北鉄能登バスで約10分、「一の宮」バス停下車、徒歩約5分。 能登有料道路(のと里山海道)「柳田IC」から車で約5分。 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 神社周囲に舗装された無料駐車場(大型車可)あり |
URL | 氣多大社 |
連絡先 | 氣多大社 0767-22-0602 |
歴史・由来
氣多大社は、石川県羽咋市にある神社で、平安時代の『延喜式』に「名神大社」の社格で載る式内社。能登国一の宮。
社伝によれば、大己貴命(大国主命)が出雲から船で能登半島に来て、国土を開拓したのちこの地の守護神になったとされています。
古くから「北陸の大社」として知られており、『万葉集』には越中国司となった歌人の大伴家持が春の出挙(農民への種稲の貸出)のため国内を巡行中にこの社に立ち寄り、「之乎路から直超え来れば羽咋の海朝凪ぎしたり船楫もがも」と詠んだと記されています。
その後も朝廷をはじめとして、能登国守護の畠山氏、加賀藩主の前田氏ら歴代の領主からも厚く信仰されており、その命により社殿の造営などがたびたび行われています。
室町後期造営の神門、永禄12年(1569)造営の摂社若宮神社本殿、承応3年(1654)造営の拝殿、天明7年(1787)造営の本殿及び摂社白山神社本殿はそれぞれ国の重要文化財に指定されています。
神社の後背地には樹齢300年から500年の広葉樹が自生する国の天然記念物「入らずの森」があり、禁足地として参詣者の立ち入りが制限されていたため、手つかずの自然がよく残されています。
毎年12月16日には「鵜祭」という珍しい神事があり、「鵜捕部」とよばれる人々が鵜を神前で放し、鵜の動きから吉凶を占うというもので、こちらも国の重要無形民俗文化財に指定されています。
以上のような歴史をもつ神社ですが、御祭神は縁結びの神様・大己貴命であることから、近年は恋愛成就のパワースポットとしても人気があり、境内にはハート型の絵馬が多数奉納されています。
車椅子で旅行するポイント
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宝達志水町今浜から羽咋市までの全長約8キロメートルの区間で、一般の自動車やバイクでも砂浜を走ることができる、日本で唯一のドライブウェイ。夏は千里浜で海水浴や潮干狩りを楽しむ人たちでも賑わう。
■参考リンク:羽咋市>千里浜なぎさドライブウェイ