桐生天満宮

2021年11月8日神社

桐生天満宮は、群馬県桐生市にある神社です。景行天皇の時代に創建された磯部明神が起源で、後に京都の北野天満宮を勧請したと伝えられています。天正年間に桐生新町の町立てをした際には宿頭として整備され、現在も周辺は国が選定した重要伝統的建造物群保存地区となっています。

旅行先について

地図


(この地図の緯度:36.422139, 経度:139.346347

旅行先の概要

御祭神 天穂日命、菅原道真公
所在地 群馬県桐生市天神町1丁目2番1号
交通 JR・わたらせ渓谷鐵道「桐生駅」から徒歩約25分
北関東自動車道「太田桐生IC」から車で20分
拝観料 無料
駐車場 境内南側・北側に砕石を敷いた無料駐車場あり
URL
連絡先 桐生天満宮 0277-22-3628

歴史・由来

桐生天満宮は、群馬県桐生市にある神社です。

この神社は景行天皇の時代に上毛野国造が天穂日命を祀った磯部明神が起源とされ、その後南北朝時代の観応年間に京都から北野天満宮を勧請し、桐生54か村の総鎮守に定められたといわれます。

天正年間に大久保長安の命を受けた手代の大野八右衛門により桐生新町の町立てが行われた際には、かつての下久方村(天神町三丁目付近)から現在地に遷座の上でその宿頭として整備されています。

現在もこの天満宮の周辺は、織物工場や酒蔵などが建ち並ぶ国が選定した重要伝統的建造物群保存地区となっています。

桐生天満宮の本殿は江戸時代のもので、外壁には極彩色の彫刻が施され、群馬県の重要文化財に指定されています。

また、毎月第1土曜日には古民具骨董市が開催されており、東京の東郷神社の骨董市、川越成田不動尊の蚤の市と並ぶ「関東三大骨董市」の一つに数えられます。

車椅子で旅行するポイント

【1】桐生天満宮の入口は県道に面し、中央が歩行者用の参道、左脇は自動車が通れる未舗装道となっている。
【2】入口を進むと参道脇は砕石を敷いた駐車可能なスペースとなっている。
【3】奥の神橋には階段があるものの、神橋のすぐ右脇に段差のない通路がある。
【4】桐生天満宮の拝殿前。参道部分は石畳で、周囲には玉砂利が敷かれている。



境内配置図 [凡例]
群馬県道66号桐生田沼線 直日社・神明宮 財福稲荷神社 神橋 本殿 拝殿 機神神社 春日社 神楽殿 宝船神社 授与所 宮司宅

移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

桐生天満宮は正面の入口から奥の神橋付近まで自動車で乗り入れることができ、参道部分は石畳が敷かれて拝殿前までつながっている。玉垣の周囲は玉砂利だが平坦地なので移動は可能となっている。車いす用の公衆トイレが境内裏手、県道沿いにある。

周辺の名所・観光スポット

桐生新町重要伝統的建造物群保存地区

「桐生新町重要伝統的建造物群保存地区」は、由良氏支配時代の城下町が手狭になったため、徳川家康の支配下に入った天正年間に新たな町立てが行われた区域であり、遷座した桐生天満宮から続く街道などが整備されました。現在も江戸時代から昭和初期にかけて建造された地割りや酒蔵・織物工場などの建物が残ることから、平成24年(2012)に国重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
【桐生歴史文化資料館・有鄰館などに身障者用駐車場・多目的トイレあり】

■参考リンク:桐生市>桐生新町重要伝統的建造物群保存地区

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このページの執筆者
@tabisora110