頭之宮四方神社

2014年2月12日神社

頭之宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ)は、三重県大紀町の神社で、唐橋中将の髑髏を祀ったといい、頭の守護神、知恵の神として崇敬されてきました。境内には川より引き上げられた人面石のお頭さんや御滝の遥拝所などがあり、奥伊勢の自然豊かな場所です。

旅行先について

地図

旅行先の概要

御祭神 唐橋中将光盛卿、建速須佐之男命、大山祇命
所在地 三重県度会郡大紀町大内山3314-2
交通 JR紀勢本線「大内山駅」から徒歩約10分
紀勢自動車道「紀勢大内山IC」から車で約5分
拝観料 無料
駐車場 神社右手の橋向かいに舗装された無料駐車場、その他周辺道路沿いに砕石敷の無料駐車場あり(収容台数:300台)
URL
連絡先 頭之宮四方神社 0598-72-2316

歴史・由来

頭之宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ)は、自然豊かな奥伊勢に位置する三重県大紀町にあり、平安京を造営した桓武天皇の後裔である唐橋中将光盛卿を祀るとされる神社です。

その昔、子供たちが唐子川に流れ着いた髑髏で遊んでいたため不浄の物として捨てさせたところ、その霊が憑いて唐橋中将光盛を名乗り、祀れば万民幸福と約したので社殿を建てて祀ったのがはじまりと伝えられています。

頭之宮四方神社の鎮座は建久2年(1191)とされ、日本の神社のなかで唯一「頭之宮」を名乗る頭の守護神、知恵の神として崇敬されており、現在も唐古川上流の山上には中将がかつて城を構えた場所という「中将倉」の地名が残されています。

頭之宮四方神社の境内には、頭の病気に良いという御神水「知恵の水」、唐子川から引き上げられた人面石で体の悪い場所を祈念しつつ撫でると御利益がある「お頭さん」、唐子川対岸にある御滝の遥拝所などがあります。

車椅子で旅行するポイント

【1】頭之宮四方神社入口の社号標と鳥居。段差なく境内に入れる。
【2】鳥居右手の橋の向こうにトイレ【車椅子不可】と舗装済の無料駐車場あり。
【3】鳥居を入ると左手に授与所がある。境内・参道は玉砂利敷で平坦。
【4】唐子川の御手洗場に降りる歩道は階段だが滝は遥拝所から見通せる。
【5】頭之宮四方神社拝殿。正面は階段となっている。
【6】拝殿左手にはスロープが設置されており階段上の賽銭箱まで車椅子で移動可。
【7】拝殿右手奥の知恵の水とお頭さん。緩い坂道を通って段差なく移動可。





周辺の名所・観光スポット

ツヅラト峠

世界遺産に登録されている「熊野古道」の一部で、かつての伊勢国と紀伊国の国境にあたる峠。「ツヅラト」はつづら折れの坂道が続く難所の意味とみられ、現在も当時の石畳が残されている。
【国道42号から登り口までの間に身障者用トイレ併設の公衆トイレあり。峠道自体は移動困難につき自動車が進入できる登り口まで。】

■参考リンク:世界遺産熊野古道伊勢路

大内山動物園

大内山動物園は、全国的にも珍しい私設動物園で、動物好きが嵩じて前園長・脇正雄氏(故人)が1970年に開園。前園長の死去に伴い廃園の危機にあったところ、友人の山本清號氏が私財を投じて承継。ライオンやトラなども飼育しているほか、さまざまな動物とのふれあい体験ができる。
【園内に多目的トイレあり】

■参考リンク:おおうちやまどうぶつえん

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このページの執筆者
@tabisora110