居多神社
居多神社は、新潟県上越市の式内社で、越後国府近くにあったことから国司や上杉家の保護を受け、一の宮として崇敬されてきました。越後に配流された親鸞聖人がまず訪れた場所といい、聖人にまつわる越後七不思議の一つ「片葉葦」が見られます。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 大国主命、奴奈川姫、建御名方命 |
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所在地 | 新潟県上越市五智6-1-11 |
交通 |
JR信越本線「直江津駅」から頸城バス(春日山線)経由で約7分、「五智国分寺裏門」下車、徒歩約5分。 北陸自動車道「上越IC」から車で約15分。 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 神社前に舗装済の「居多神社前駐車場」(収容台数:50台)あり。身障者用駐車区画(3台)あり。 |
URL | 上越観光Navi>居多神社 |
連絡先 | 居多神社 025-543-4354 |
歴史・由来
居多神社は、新潟県上越市にある式内社で、大国主命・奴奈川姫・建御名方命を祀り、もとは「けた」と訓んで「気多大社」と同様の出雲系の神社であったといわれます。
越後国府近くにあったことから、越後国司や越後守護・上杉家の保護を受け、越後国一の宮(一説には彌彦神社とも)として崇敬されてきました。
越後に配流された親鸞聖人が居多ヶ浜に上陸後にまず訪れた場所といい、日の丸に「南无阿弥陀仏」の六字名号を書き、「末遠く 法をまもらせ居多の神 弥陀と衆生のあらむ限りは」と歌を添えて念仏が普及するよう祈ったところ、この近辺に生える葦の葉は片方だけを向くようなったという「越後七不思議」の一つ、「片葉の葦」の伝説が残されています。
戦国時代には上杉景勝と景虎との家督相続争いである「御館の乱」に巻き込まれ、社家の花ヶ前氏が諸国を流浪するなど衰微しますが、江戸時代には幕府から100石の朱印地を得て復興し、俳人・松尾芭蕉も『おくのほそ道』の道中にこの神社を訪れています。
かつては日本海に面した場所に社殿がありましたが、海岸侵食により境内が崩壊したため、明治12年(1879年)に現在地に遷座し、平成20年(2008)には大社造の新社殿が完成しました。
周辺には史跡や神社仏閣も多くあり、この社は特に安産、縁結びなどに御利益があるとして訪れる人も多いようです。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
春日山城跡
戦国時代の名将・上杉謙信の居城があった場所で、国指定史跡。「日本百名城」の一つ。複雑な自然の地形を巧みに利用した堅固な城塞で、標高180メートルに位置する山上の本丸跡に至るまで空堀や土塁などの構築物が残されている。
【春日山神社下まで車で移動可。身障者用トイレ・駐車場あり。ただし、神社から本丸までは階段を伴う急峻な山道のため車椅子は不可。】
■参考リンク:上越観光Navi>春日山城跡(かすがやまじょうあと)