御穂神社
御穂神社は、静岡県の三保の松原近くにある天女の羽衣伝説ゆかりの神社で、海岸の羽衣の松から続く参道「神の道」は境内とともにユネスコの世界文化遺産の一部です。かつて駿河国三の宮として栄えました。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 大己貴命(三穗津彦命)、三穗津姫命 |
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所在地 | 静岡県静岡市清水区三保1073 |
交通 |
JR東海道本線「清水駅」からしずてつジャストラインバス(三保山の手線)経由で約22分、「三保松原入口」下車、徒歩約10分 東名高速道路「清水IC」から車で約20分 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 神社入口に舗装された無料駐車場あり |
URL | 静岡県神社庁>御穂神社 |
連絡先 | 御穂神社 054-334-0828 |
歴史・由来
御穂神社は、静岡県にある「日本三景」の一つ・三保の松原近くにある神社で、平安時代の『延喜式』神名帳にも載る駿河国三の宮です。
創建年代は不詳ですが、『日本三代実録』の元慶3年(879)の記事に「御廬神」に正五位下の神階を授けたとあるのが国史に現れる初見です。
中世には「三保大明神」として尊崇され、武田氏などの大名から社領安堵や所役免除を受けており、慶長年間(1596~1615)には徳川家康が社殿を造営していますが、その後落雷により焼失し、現在の社殿は仮宮として建てられたものといいます。
御穂神社は、漁師に羽衣を隠された天女が舞を披露して羽衣を返してもらうという謡曲『羽衣』のもとになった伝説の地としても知られており、御穂神社から三保の松原へと一直線に続く松並木の参道は「神の道」と呼ばれ、海岸には天女が羽衣をかけたとされる「羽衣の松」があります。
御穂神社境内と「神の道」は、ユネスコの世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つとなっています。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
三保の松原
駿河湾に面し豊かな黒松林に覆われた景勝地で、海岸から松越しに見る富士山の眺望は絶景。『万葉集』以降「歌枕」としてしばしば和歌の題材となったほか、歌川広重らの絵画にもなっている。地元の天女伝説は謡曲『羽衣』となっており、海岸には天女が羽衣を掛けたという「羽衣の松」がある。
【身障者用トイレ・駐車場・スロープあり。海岸の松林内にはコンクリート舗装の遊歩道あり。】
■参考リンク:三保松原