大神神社
大神神社(おおみわじんじゃ)は、奈良県桜井市にある神社で、大和国一宮とされています。我が国でも最も古い神社の一つとされ、本殿はなく拝殿のみで、神体山である三輪山を拝殿裏の三ツ鳥居から直接遥拝する形式です。
旅行先について
地図
(この地図の緯度:34.52875, 経度:135.853)
旅行先の概要
主祭神 | 大物主大神 |
---|---|
所在地 | 奈良県桜井市三輪1422 |
交通 |
JR桜井線「三輪駅」から徒歩約5分 西名阪自動車道「天理IC」から車で約20分 |
拝観料 |
境内無料 ただし、「宝物収蔵庫」は大人200円 高校生以下100円 |
駐車場 |
境内ニの鳥居前や社務所脇などに舗装済みの無料駐車場、県道238号線沿いに砕石を敷いた無料駐車場あり(あわせて普通車450台分) なお、正月特別期間(1月1日~1月5日)は500円に有料化 |
URL | 三輪明神 大神神社 |
連絡先 | 大神神社 0744-42-6633 |
歴史・由来
大神神社(おおみわじんじゃ)は、奈良県桜井市にある神社で、延喜式内社、大和国一宮でもあります。
我が国でも最も古い神社の一つとされ、主祭神の大物主大神の逸話は『日本書紀』や『古事記』にも多く載せられており、蛇体となった大物主大神と倭迹迹日百襲姫の婚姻などはよく知られています。
大神神社に本殿はなく拝殿のみで、神体山である三輪山を拝殿裏の三ツ鳥居から直接遥拝する形式となっており、山中には古代からの祭祀の場である磐座が残ります。
また、三ツ鳥居から先は長らく禁足地とされていて、みだりに山中に入ることが禁止されています。ただし、現在では摂社の狭井神社で登拝料(300円)を納め、たすきを身に着けた上で登拝することが認められています。
現在の拝殿は江戸時代の寛文4年(1664)に4代将軍・徳川家綱が再建したもので、国重要文化財とされているほか、境内は国史跡に指定されています。
車椅子で旅行するポイント
拝殿 参集殿 到着殿 勅使殿 清明殿 祈祷殿 儀式殿 巳の神杉 社務所 三輪山会館 夫婦岩 祓戸神社 宝物収蔵庫 くすり道 活日神社 磐座神社 狭井神社 大美和の杜 展望台(恋人の聖地) 神宝神社 天皇社 成願稲荷社 金屋の石仏 大礼記念館 自動車御祓所 二の鳥居 守衛詰所 バス停 若宮社(大直袮子神社) 御誕生所社 琴平社 久延彦神社 |
移動のしやすさ
★★★★★
バリアフリーの状況
大神神社は二の鳥居から正面参道を進むと長い玉砂利の坂道となり、いずれ階段に行き当たるので車椅子では参拝ができないが、車椅子用に別の参拝ルートが設定されている。
すなわち二の鳥居や自動車御祓所の前を横切る道路を自動車に乗ったまま南方向に進み、道なりに(道幅の狭い坂道なので注意)社務所まで至ると、身障者用に数台分の駐車場が別に用意されている。その奥の神宝神社前には階段を迂回できる平坦な通路もあるので、ここから境内の拝殿のある区画に進入できる。
拝殿のある区画は玉砂利が敷かれており、おおむね平坦になっている。この区画は高台に位置しているため、もしも高台の下まで移動するのであれば、授与所脇にあるエレベーターを使うこともできる。
身障者トイレは二の鳥居脇と宝物収蔵庫脇の2か所にそれぞれ設置されている。
ほかに二の鳥居から若宮社や久延彦神社の前を通り、大回りで宝物収蔵庫脇に至る舗装済みの車道があるが、道幅が狭く途中に駐車場がまったくないので、許可車両以外は通行できない(徒歩は可)。
周辺の名所・観光スポット
箸墓古墳
箸墓古墳は、奈良県桜井市にある全長約280メートルの前方後円墳で、第7代・孝霊天皇の皇女である倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)の陵墓として治定され、宮内庁が管理していることから立ち入りは禁止されています。3世紀中期から後期に築造された最古級の前方後円墳で、全国の巨大古墳のモデルになったとされており、その周濠は国指定史跡です。邪馬台国の女王・卑弥呼の墓と見る向きもあります。
【身障者用施設は特にない。立ち入りも禁止されているので外周道路からの見学のみとなる。】
■参考リンク:文化遺産オンライン>箸墓古墳周濠