中山神社
中山神社は、岡山県津山市にある鏡作神を祀る式内社で、美作国一宮として栄えました。戦国時代に尼子晴久の美作攻めによる兵火で焼失したものの、その後晴久自身によって再建されており、「中山造」と呼ばれる特徴的な構造の本殿は国重要文化財です。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 鏡作神 |
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所在地 | 岡山県津山市一宮695 |
交通 |
JR津山駅から中鉄北部バス(津山-西田辺線)経由で約20分、「中山神社前」停留所下車すぐ 中国自動車道「院庄IC」又は「津山IC」から車で約15分 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 神社鳥居脇にアスファルト舗装済みの、神社南側高台に砕石を敷いた無料駐車場あり |
URL | 岡山県神社庁>中山神社 |
連絡先 | 中山神社 0868-27-0051 |
歴史・由来
中山神社は、岡山県津山市にある鏡作神を祀る神社で、平安時代の『延喜式』にその名が載る式内社です。慶雲4年(707)の創建と伝えられ、中世には美作国一宮として栄えました。
平安末期成立の説話集『今昔物語集』では、「今は昔、美作国に中参・高野と申す神在ます。其の神の体は、中参は猿、高野は蛇にてぞ在ましける」として、中山(中参:元は「ちゅうざん」又は「ちゅうぜん」と呼ばれていた)神社に祀られる神は猿神であるとし、毎年のように未婚の若い娘を生贄として要求していたこの猿神を、犬をけしかけて退治した話が収録されています。
また、時宗の開祖である一遍上人の一生を記した絵巻物『一遍聖絵』には、鎌倉後期の弘安8年(1285)に一遍上人が中山神社を参拝した際の社頭のにぎわいのようすが描かれています。
中山神社の社殿は戦国時代に尼子晴久の美作攻めによる兵火で焼失したものの、その後永禄2年(1559)になって晴久自身により再建されており、「中山造」と呼ばれる特徴的な構造の本殿は国重要文化財です。
車椅子で旅行するポイント
中山神社祝木のケヤキ 中山神社前バス停 鳥居 参道 手水舎 御手洗川 神門 トイレ 社務所 神楽殿 惣神殿 中門 拝殿 本殿 国司神社 御先社 猿神社 |
移動のしやすさ
★★★☆☆
バリアフリーの状況
中山神社は平坦地に建っているが、表参道沿いの鳥居や神門、中門といった場所に階段があるため、そのままでは車椅子で進むことができない。したがっていったん社務所裏手に迂回する必要がある。また、拝殿も中門のある瑞垣の内側にあるため、やはり参拝するにも瑞垣の外からとなってしまう。
周辺の名所・観光スポット
津山城
津山城は、織田信長の小姓だった森蘭丸の弟にあたる森忠政が鶴山に築いた平山城で、姫路城・松山城とともに「日本三大平山城」の一つに数えられます。当時の建物は明治の廃城令でほぼ取り壊されているものの、備中櫓が復元されたほか、立派な石垣が残されています。また、城跡は「さくら名所百選」にも選定された桜の名所でもあります。
【身障者トイレ・駐車場あり。障害者手帳提示で本人及び介護者1名無料。ただし、有料エリアは石段があるので事実上車椅子では移動困難。】
■参考リンク:津山市公式観光サイト>津山城(鶴山(かくざん)公園)