大縣神社

2014年3月16日神社

大縣神社(おおあがたじんじゃ)は、愛知県犬山市にある尾張国二の宮で、摂社姫之宮は古くから女性の守護神として安産・縁結びの御利益で信仰されてきました。また境内の姫石は近くの田縣神社の陽石とは男女で対をなしています。飛地の境内地として国史跡の青塚古墳があり歴史を感じさせる神社です。

旅行先について

地図

旅行先の概要

御祭神 【御本社】大縣大神
【姫之宮】玉比売命、【大国恵比寿神社】大国主神・事代主神、【楽田神社】楽田出身の御英霊
所在地愛知県犬山市宮山3
交通 名鉄小牧線「楽田駅」から徒歩約20分
名神高速道路・東名高速道路「小牧IC」又は中央自動車道「小牧東IC」から車で約15分
拝観料無料
駐車場神社北側、南側にそれぞれ舗装された無料駐車場あり
URL
連絡先大縣神社 0568-67-1017

歴史・由来

大縣神社(おおあがたじんじゃ)は、愛知県犬山市の本宮山麓にある神社で、社伝によれば 御祭神である尾張開拓の祖神・大縣大神は、はじめ本宮山頂に鎮座し、のち垂仁天皇27年(紀元前3)に現在地に遷座したとされています。

また、国史跡である全長123メートルの前方後円墳・青塚古墳はこの大縣神社の飛び地の境内であり、大縣大神の末裔である大荒田命の墳墓と伝えられています。

大縣神社は、平安時代の『延喜式』では霊験著しい「名神大社」として載せられ、のち尾張国二の宮として朝野の崇敬を集めました。

現在の御本社の建物は、尾張藩第2代の徳川光友が寛文元年(1661)に再興したもので、「尾張造」という様式で国の重要文化財に指定されています。

摂社の姫之宮は、御祭神の末裔である玉比売命を祀り、古くから女性の守護神として、安産・子授け、婦人病平癒や縁結びに御利益があるとされており、社殿裏手には男根を祀る付近の田縣神社とは男女で対をなす女陰の形をした「姫石」が祀られています。

かつて3月の例祭は別名「於祖々祭」(おそそまつり)といい、女陰をかたどった山車などが練り歩く豊年祭となっていましたが、現在はおかめの姿で代用しています。

また、大国主神・事代主神を祀る大国恵比須神社は、出世開運や商売繁盛などに御利益があるとされ、正月3日の0時からはじまる「初ゑびす祭」は、愛知県内でも有数のお祭りの一つです。

車椅子で旅行するポイント

【1】大縣神社正面の大鳥居。鳥居下に1段だけ段差あり。鳥居右脇から境内駐車場に入る進入路は平坦。
【2】鳥居を左折すると舗装駐車場と公衆トイレ棟あり。
【2-1】身障者用トイレ内部
【3】御本社までの境内参道は石畳で舗装され平坦である。
【4】鳥居右手から境内駐車場へ。駐車場は舗装され平坦で、場内奥から参道に合流。なおトイレは車椅子用ではないが広く手すり付きの個室あり。
【5】大縣神社の御本社。拝殿の賽銭箱前まで段差なく平坦。
【6】御本社奥の姫之宮入口。参道正面は階段だが、車清め祓所近くにスロープあり。
【7】姫之宮。正面に数段の階段、賽銭箱はその上。社殿両脇の階段は池に通じる道。
【8】大国恵比寿神社。周囲は玉砂利敷。正面は階段で賽銭箱はその上。左脇に楽田神社。





境内配置図 [凡例]
御本社 御祈祷受付所 解除社 社務所 鳥居 参道 姫之宮 神輿舎 楽田神社 大国恵比寿神社 鳥居くぐり むすび池 姫石 梅園 車祓所 トイレ 手水舎二の宮上公衆便所 楽田駅


移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

大縣神社は地形的に鳥居から御本社、姫の宮と進むにしたがって緩やかな傾斜になっているので、鳥居脇から境内の舗装済みの駐車場に自動車を乗り入れ、ここに駐車の上で参拝をするとスムーズといえる。奥の大国恵比寿神社や姫の宮方面は玉砂利になっているが、御本社付近までの参道は石畳が敷かれ移動がしやすい。周辺には身障者用トイレがいくつかある。

周辺の名所・観光スポット

国宝犬山城

木曽川河畔にある城郭で、天文6年(1537)に織田信長の叔父・織田信康が築城、その後城主となった石川氏、成瀬氏らが改築。天守閣が現存する国内12城のひとつで国宝。白壁に唐破風を配する美しい姿で「白帝城」とも呼ばれる名城。
【敷地内に身障者トイレ、スロープがあるが途中は凹凸ある石畳で勾配が急なため介助者は要注意。券売所脇に身障者駐車場あり要事前連絡。天守閣内部は狭く急階段のため車椅子困難。】

■参考サイト:国宝犬山城

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このページの執筆者
@tabisora110