大井神社

2019年12月13日神社

大井神社は、静岡県島田市にある神社で、弥都波能売神・波邇夜須比売神・天照皇大神の三女神を祀っています。創建は不詳ですが、平安時代の『日本三代実録』に神階授与の記事がみえる古社であり、大井川流域の洪水による流着伝説をもっています。3年ごとに行われる島田大祭は「帯祭り」とも呼ばれ、女物の丸帯を持って登場する大奴を従えた大名行列が見どころで、「日本三奇祭」のひとつともされています。

旅行先について

地図


(この地図の緯度:34.833661, 経度:138.171778

旅行先の概要

御祭神 弥都波能売神 (みづはのめのかみ)、波邇夜須比売神 (はにやすひめのかみ)、天照皇大神
所在地 静岡県島田市大井町2316
交通 JR東海道本線「島田駅」から徒歩約5分
東名高速道路「吉田IC」からまたは新東名高速道路「島田金谷IC」から車で約15分
拝観料 無料
駐車場 境内南(宮美殿)側、東(祭儀殿)側にそれぞれ舗装された無料駐車場あり
URL
連絡先 大井神社 0547-35-2228

歴史・由来

大井神社は、静岡県島田市にある神社で、弥都波能売神・波邇夜須比売神・天照皇大神の三女神を祀っています。

創建は不詳ですが、平安時代の『日本三代実録』によれば、清和天皇の貞観7年(865)に神階を授与されたとあり、国史見在社の一つにあたる古社です。

もとは大井川上流の大沢(現在の川根本町)にありましたが、建治2年(1276)8月の洪水で流されたため、島田の地に勧請されたという流着伝説をもっています。その後何度か遷座を繰り返し、最終的に元禄2年(1689)に現在地に落ち着きました。

3年に一度、寅・巳・申・亥の年の10月の体育の日を含む3日間にわたって行われる島田大祭は「帯祭り」とも呼ばれ、女物の丸帯を大太刀に掛けて登場する大奴(おおやっこ)を従えた大名行列が見どころであり、吉田の火祭・国府宮裸祭とともに「日本三奇祭」のひとつともされています。

車椅子で旅行するポイント

【1】大井神社の南側参道の鳥居付近。小さな石橋に段差があるが、横の宮美殿(結婚式場)には自動車のまま進入できる。
【2】宮美殿(結婚式場)前は舗装駐車場で身障者区画もあり、回廊を通ってそのまま拝殿脇まで行けるようになっている。
【3】本来の参道はコンクリートで舗装され、周囲は玉砂利が敷かれている。
【4】東側の鳥居も段差があるが、横に舗装された駐車場の入口があり、ここに自動車を駐車して境内に入れる。
【5】大井神社の拝殿付近。舗装された参道が手前まで延び、その他は玉砂利が敷かれているが平坦である。





境内配置図 [凡例]
本殿 拝殿 社務所 祭儀殿 大井町バス停 神輿庫 田の神(田のかんさあ) 大井天満宮 春日神社 静霊神社 祓戸神社 大奴・鹿島踊りブロンズ像 大井神社売店 トイレ 鳥居 大井恵比寿神社 帯塚 手水舎 納札所 参道の石垣 宮美殿 大井神社前バス停 静岡県道34号島田吉田線

移動のしやすさ

★★★★☆

バリアフリーの状況

大井神社は南側、東側にそれぞれ参道があり、入口には鳥居が建っている。どちらも鳥居の下は段差があるが、すぐ脇が駐車場のため、自動車のまま乗り入れることが可能である。基本的に平坦地にあるので移動に大きな支障はなく、参道部分はコンクリートで舗装されている。ただし、外トイレは身障者用ではない。

周辺の名所・観光スポット

島田市博物館

「島田市博物館」は、静岡県島田市が設置する市営の博物館で、かつての東海道の島田宿よすがを残す国史跡「島田宿大井川川越遺跡」の一帯にあります。「越すに越されぬ大井川」といわれた東海道の難所で、増水による川留めもしばしば行われた大井川の川越しを待つ旅人たちで栄えた宿場町「島田宿」や、島田出身の虎御前の考案ともいわれる特徴的な女性の髪型「島田髷」、天下三槍の一つ・御手杵の槍を生んだ「島田刀鍛冶」などに関する資料を常設展示しています。
【身障者用トイレ・駐車場・スロープ・車椅子貸出あり。障害者手帳所持者本人と介助者1名まで無料。】

■参考リンク:島田市博物館

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このページの執筆者
@tabisora110