佐倉藩総鎮守麻賀多神社
麻賀多神社は、千葉県佐倉市にある神社で、佐倉藩の総鎮守とされています。麻賀多神社の名前を冠する神社は印旛沼周辺に多く分布していますが、土井利勝の佐倉城築城で追手門の前に位置することとなったこの神社は特に崇敬が篤く、以後も歴代藩主による寄進を受けています。「佐倉の秋祭り」では千葉県下最大級とされる神輿の渡御がみられます。
旅行先の地図
旅行先の概要
御祭神 | 稚産霊命 |
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所在地 | 千葉県佐倉市鏑木町933-1 |
交通 |
JR「佐倉駅」または京成電鉄「京成佐倉駅」から徒歩約15分 東関東自動車道「佐倉IC」車で約10分 京成佐倉駅からちばグリーンバスで約4分、「宮小路町」停留所下車、徒歩約3分 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 国道296号沿いに舗装された参拝者駐車場あり(無料) |
URL | 佐倉藩総鎮守 麻賀多神社 |
連絡先 |
佐倉藩総鎮守 麻賀多神社 043-484-0392 |
歴史・由来
麻賀多神社は、千葉県佐倉市(鏑木町)にある神社で、佐倉藩の総鎮守とされています。
「麻賀多神社」という名前を冠する神社は、総本社とされる成田市台方の式内社・麻賀多神社をはじめとして、印旛沼周辺に18社ほど分布しており、この神社も古くから信仰されてきたうちのひとつにあたります。
江戸時代初期に下総小見川から加増・転封された土井利勝は、これまでの本佐倉城に代わり、鹿島台に新たな佐倉城を築城しますが、城の追手門の前に麻賀多神社が位置することから特に篤く崇敬され、以後も歴代藩主による寄進などを受けています。
現在の社殿は、天保年間に佐倉藩主で老中首座の堀田正睦が造営したものであり、社宝のひとつである甲冑の紫裾濃胴丸(むらさきすそごどうまる)も、同じく藩主の堀田正愛が奉納したものです。
毎年10月第2金・土・日曜日にかけて行われる麻賀多神社例祭を中心とした「佐倉の秋祭り」では、江戸時代の享保年間につくられた千葉県下最大級とされる神輿の渡御がみられ、山車や御神酒所(一般にいう屋台のこと)とともに町内をめぐります。
麻賀多神社の境内には「母ニャン」などの猫が数匹住み着いており、ときどき賽銭箱のあたりで昼寝をしていることがあります。
車椅子で旅行するポイント
移動のしやすさ
★★★★☆
バリアフリーの状況
麻賀多神社は佐倉城跡方面から見ると石垣の上に位置しているが、国道沿いの駐車場方面から裏手の参道を経由すれば車椅子でも境内に入れる。社殿をとりまく摂末社(「佐倉七福神」の一部)についても参拝が可能。境内のトイレは車椅子用ではないが、300メートルほど西側の佐倉市民体育館を利用できる。
周辺の名所・観光スポット
国立歴史民俗博物館
昭和58年、佐倉城跡の一角に開設された、日本の歴史と民俗文化について総合的に研究・展示する博物館。大学の共同研究施設の位置付けで、教授職をはじめとするスタッフが在籍している。施設の延べ床面積は3.5万平方メートルに及び、常設展示では古代から現代にわたる歴史・民俗関連の実物資料や精密な複製品が多数展示されている。
【スロープ、エレベーター、身障者用トイレ、身障者駐車スペース、車椅子貸出あり。障害者手帳提示により介助者とも入館無料】