寒川神社

2014年2月7日神社

寒川神社は、神奈川県寒川町の神社で、八方除けや視聴率祈願で知られます。平安時代の『延喜式』に「名神大社」として載る古社で、相模国一の宮として崇敬されてきました。地域の神々が一堂に会して「座問答」を行う「国府祭」や、神輿が海に降る「浜降祭」などは特徴的です。

旅行先について

地図

旅行先の概要

御祭神 寒川比古命、寒川比女命
所在地 神奈川県高座郡寒川町宮山3916
交通 JR相模線「宮山駅」から徒歩約5分
首都圏中央連絡自動車道「寒川北IC」又は「寒川南IC」から車で約5分
拝観料 無料
駐車場 神社南側に第1駐車場、西側に第2・第3駐車場あり。いずれも舗装済、無料で身障者用区画あり。他に神社北側の県道46号沿いに砕石敷、無料の第4駐車場あり。
URL 八方除 寒川神社
連絡先 寒川神社社務所 0467-75-0004(代表)

歴史・由来

寒川神社は、神奈川県高座郡寒川町の相模川沿いにある神社で、古代には付近まで相模湾が迫っていたとされる場所に鎮座しています。

創建については不明ながら、平安時代の『延喜式』に「名神大社」として載る古社で、関八州鎮護の神、また相模国一の宮(一説に鶴岡八幡宮とも)とも称されています。

鎌倉幕府を樹立した源頼朝は建久3年(1192)に妻・北条政子の安産祈願を行い、天文15年(1546)には戦国大名の北条氏康が社殿を再興、天正19年(1591)には徳川家康が御朱印地として100石を寄進するなど、武家の崇敬を集めました。

寒川神社の御祭神は関東地方の開拓にあたった寒川比古命、寒川比女命の2柱で、特に方位や厄年などに由来するすべての悪事災難を取り除く「八方除け」の神様として信仰されるほか、テレビ局の視聴率祈願などもしばしば行われています。

また、相模国の主だった神社の神輿が一堂に会する中で、一の宮の寒川神社と二の宮の川勾神社が「一の宮争い」を繰り広げる「座問答」を行う「国府祭」(こうのまち)や、神輿が海に降る「浜降祭」などの特徴的な神事があることでも知られています。

車椅子で旅行するポイント

【1】寒川神社の三の鳥居。階段のある太鼓橋(神池橋)が架かっている。
【2】神池橋の右手には段差のない橋があり、迂回して参道に出られる。
【3】第1駐車場脇の人形奉斎殿。ここに車椅子の備付けがあり貸与・返却が可能。
【4】境内東側のトイレ棟。多目的トイレが設置されている。
【5】境内は石畳の平坦な参道が続く。神門は正面に階段。
【6】神門正面の階段左手にはスロープがあり車椅子でも進入可。
【7】寒川神社の拝殿。正面まで石畳の平坦な参道があり、その先は階段となっている。
【8】拝殿左手の西回廊内はスロープになっており階段を迂回して賽銭箱前や建物内まで移動可。
【9】境内西側、末社宮川神社付近にも第2・第3駐車場。舗装済で身障者用区画あり。
【10】第2駐車場脇、鎮守の杜紅葉に多目的トイレ。手すり、ベビーホルダー、オストメイト設備あり。





境内配置図 [凡例]
御本殿 客殿 神門 社務所 南門 神馬舎 手水舎 馬場 人形奉斎館 神池 第1駐車場 少年館 三の鳥居 参集殿 寒川神社前交差点 神奈川県道46号相模原茅ヶ崎線 神奈川県道47号藤沢平塚線 大門踏切前交差点 健康センター前交差点 宮川神社 宮川駅 鎮守の杜紅葉 第2駐車場 第3駐車場 第4駐車場 神苑

移動のしやすさ

★★★★★

バリアフリーの状況

寒川神社は正面の第1駐車場、西側の第2駐車場いずれも舗装され身障者区画があるほか、境内の参道の大部分も舗装され、神門などの段差にはかならずスロープが併設されている。第2駐車場からの場合は公道を1本だけ横切ることになるが、警備員が常時いるので誘導してもらえる。また複数ある多目的トイレはオストメイト対応となっており、全国に数ある神社のなかでも特にバリアフリー度が高い。

周辺の名所・観光スポット

新江ノ島水族館

湘南の景勝地・江の島の目の前にある水族館。相模の河海の生物たちを飼育展示するほか、イルカ、クジラ、アシカのショーが楽しめるスタジアムもある。閉館後の水族館でのパーティー、結婚式の受入れや宿泊による夜の生物観察などのユニークな取組も行っている。
【身障者用トイレ、エレベーター、車椅子貸出あり】

■参考リンク:新江ノ島水族館

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@tabisora110