多田神社

多田神社 神社
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多田神社は、兵庫県川西市にある神社で、多田源氏の祖である源満仲ほかを祀ります。「清和源氏発祥の地」として知られ、境内は国史跡に指定されています。檜皮葺の本殿も国重要文化財です。

旅行先について

地図

旅行先の概要

御祭神 源満仲、源頼光、源頼信、源頼義、源義家
所在地 兵庫県川西市多田院多田所町1-1
交通 阪神高速11号池田線「池田木部出口」又は新名神高速道路「川西IC」から車で10分
阪急電鉄宝塚線「川西能勢口駅」から阪急バス(川西猪名川線)乗車15分、「多田神社前」バス停下車、徒歩5分
拝観料 無料
駐車場 境内西側に舗装済みの有料駐車場(300円)あり
URL
連絡先 多田神社 072-793-0001

歴史・由来

多田神社は、兵庫県川西市にある神社で、多田源氏の祖である源満仲をはじめとして、源頼光、源頼信、源頼義、源義家の五代を祀ります。

摂津国豊島郡多田荘に居館を構えた源満仲が、天禄元年(970)、比叡山の深禅僧正の弟子である九男・源賢(げんけん)を開山として、天台宗の寺院である多田院を建立したのがはじまりといわれています。

その後、長徳3年(997)に源満仲が亡くなると、ここ多田院に葬られて廟所が営まれたことから、以後源氏の宗廟として多くの武士の崇敬を受けました。

戦国時代には兵火により建物が焼失し、寺領の多くも没収されてしまいましたが、江戸幕府4代将軍・徳川家綱によって寺領500石が寄進され、寛文7年(1667)には本殿、拝殿、随神門などが再興されました。

明治維新がはじまると、神仏分離令により本尊の不動明王や宝塔などの仏像・仏具は排除され、南大門にあった金剛力士像もかつての「多田三山」の一つだった満願寺に移転し、「多田神社」と改称しています。

現在は「清和源氏発祥の地」として境内が国史跡に指定されるほか、徳川家綱が再建した檜皮葺の本殿や拝殿、随神門も国重要文化財となっています。

車椅子で旅行するポイント

経路のうち随神門に大きな段差があります。写真と解説文【6】を参照のこと。
多田神社_1.jpg 【1】多田神社の正面(南大門)には石段があり車椅子での移動は困難。すぐ前の県道を西に進む。
多田神社_2.jpg 【2】南大門の70メートル西に有料駐車場の入口がある。自動車のまま坂道を進入する。
多田神社_3.jpg 【3】坂道を登ると砕石を敷いた駐車場があり、さらに奥に境内に入る別の舗装された坂道がある。
多田神社_4.jpg 【4】【3】から境内に入ると玉砂利が敷かれた参道があり、社務所脇まで進むと車清祓所と車止めがある。
多田神社_5.jpg 【5】社務所を過ぎると石畳で舗装された正面の参道に接続し、奥に隋神門が見える。
多田神社_6.jpg 【6】隋神門には写真のように正面、左右ともに大きな段差があるので注意。
多田神社_7.jpg 【7】随神門の先は拝殿前まで玉砂利が敷かれている。拝殿は周囲より1段高い。


多田神社境内図

境内配置図 [凡例]
南大門 西門 東門 政所門 六所宮 田尻稲荷神社 金比羅宮 厳島神社 包丁塚 社務所 車清祓所 車止 トイレ 休憩所 宝物殿 水戸黄門御手植銀杏 多田天満宮 随神門 手水舎 拝殿 本殿 政所殿 御祭神源満仲・頼光両公神廟 鬼首洗の池 御社橋 仮橋 猪名川 兵庫県道130号多田停車場多田院線

移動のしやすさ

★★★☆☆

バリアフリーの状況

多田神社は南大門ほかの門に階段(西門のみスロープ状になってはいるが門の敷居に大きな段差)があるが、境内西側の駐車場からであれば段差なく境内に入ることができる。参道は玉砂利が敷かれ、一部は石畳などで舗装され平坦である。ただし、拝殿手前の随神門には大きな段差があるので注意が必要なほか、境内トイレも身障者用ではない。なお、平成9年6月まで御社橋が工事で通行止めの予定であり、歩行者は仮橋へ、車両は国道173号又は多田大橋からの迂回を要する。

周辺の名所・観光スポット

万博記念公園

「万博記念公園」は、大阪府の条例に基づき、大阪府吹田市・茨木市の1970年大阪万博跡地に設置された公園です。岡本太郎の「太陽の塔」を中心として、264ヘクタールの広大な敷地内に自然文化園、国立民族学博物館、大阪日本民藝館、万博記念競技場などのさまざまな施設が整備されています。
【身障者用駐車区画・トイレ・スロープ・車椅子貸出あり】
■参考リンク:万博記念公園

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