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竹神社

2016年8月19日神社

竹神社は、三重県多気郡明和町にある神社で、古代豪族の竹氏が祖先を祀ったのがはじまりとされ、『延喜式』にも名のある古社です。明治時代の神社整理によって現在地に移りましたが、ここは「野々宮」とよばれ、伊勢神宮に仕えた斎王が住んでいた「内院」の跡地とみられています。

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旅行先の地図

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旅行先の概要

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御祭神 長白羽神、天照大御神、建速須佐之男命、八柱神、応神天皇、地主神、火産霊神、宇迦御霊神、大己貴命、天棚機姫命、八千々姫命、瀬織津姫神
所在地 三重県多気郡明和町斎宮2757-2
交通 近鉄「斎宮駅」から徒歩で約6分
伊勢自動車道「玉城IC」から車で約20分
拝観料 無料
駐車場 境内(正面向かって左側)に舗装された無料駐車場あり
URL
連絡先 竹神社 0596-52-0055

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歴史・由来

竹神社は、三重県多気郡明和町にある神社で、『延喜式』にも名のある古社です。

垂仁天皇の時代、竹氏の祖先が、天照大神を祀るのにふさわしい場所を求めて巡行していた倭姫命に付き従ってこの地にとどまり、孝徳天皇の時代に多気郡が創設され、その子孫が郡領として任じられたときに、竹氏の祖神にあたる長白羽神を祀ったのがはじまりとされています。

竹神社はもとは斎宮歴史博物館の南側のほうに社地がありましたが、明治時代の神社整理によって、周辺の神社を合祀して、江戸時代に「野々宮」とよばれていた現在地に移りました。

この「野々宮」の地は、かつて都から遣わされて伊勢神宮の奉斎にあたった斎王の御座所があった斎宮寮の「内院」の跡地であることが、発掘調査によって明らかとなっています。

また、付近の「斎宮絵馬の辻」とよばれる場所では、絵馬堂の絵馬が毎年掛け替えられて、それによって農業の豊凶を占う行事があり、謡曲『絵馬』の題材ともなっていますが、現在は絵馬堂は除却されてしまい、当時の絵馬だけが竹神社に奉納されています。

車椅子で旅行するポイント

take_shrine_1.jpg 【1】竹神社の正面鳥居から境内に入れる。信号機がある竹神社前交差点の道路に面している。
take_shrine_2.jpg 【2】正面鳥居の向かって左方向に舗装された無料の駐車場がある。
take_shrine_3.jpg 【3】竹神社の境内。全面的に玉砂利が敷かれているが、逆に段差も特にない平坦地。
take_shrine_4.jpg 【4】竹神社の拝殿。鳥居をくぐって2段ほどの階段があり、その向こうに本殿がある。
take_shrine_5.jpg 【5】神明造りの本殿は玉垣に囲まれていて近くには行けないが、横から眺望できる。


竹神社境内図

移動のしやすさ

★★★☆☆

バリアフリーの状況

取り立てて車椅子用の設備はなく、境内も全面的に玉砂利が敷かれているが、目立って大きな段差もない平坦地である。身障者トイレは「いつきのみや歴史体験館」などが利用できる。

周辺の名所・観光スポット

いつきのみや歴史体験館

「さいくう平安の杜」や「斎王の森」至近に場所に建つ、平安時代の生活が体験できる施設。十二単や直衣などの平安装束を試着(要予約)したり、蹴鞠や盤双六などで遊んだり、草木染めや土器づくりをしたりといった、多彩なメニューが用意されている。【身障者用トイレ・身障者用駐車場・スロープあり】

■参考リンク:いつきのみや歴史体験館

斎宮歴史博物館

斎宮の歴史を紹介する県立博物館で、卜定(占い)によって選ばれた斎王が途中で潔斎をしながら伊勢に下向する「群行」のようすなどを映像や模型で説明しているほか、斎宮跡から出土した各種の出土品を常設展示している。【身障者用トイレ・身障者用駐車場・スロープあり、障害者手帳提示で無料】

■参考リンク:斎宮歴史博物館

このページの執筆者
@tabisora110