瀧原宮
瀧原宮(たきはらのみや)は、伊勢神宮が現在地に鎮座する以前に天照大神を祀ったという「元伊勢」の一つで、宮川上流の三重県大紀町にある内宮の別宮です。周囲を杉の大木が取り囲み小川が流れる中に4棟のお社が鎮座しています。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 天照坐皇大御神御魂 |
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所在地 | 三重県度会郡大紀町滝原872 |
交通 |
JR紀勢本線「滝原駅」から徒歩約20分 JR紀勢本線「松阪駅」から三重交通バス(南紀特急)経由で約50分、「瀧原宮前」停留所下車 紀勢自動車道「大宮大台IC」から車で約10分 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 国道42号「滝原宮前」交差点付近および境内参道入口の鳥居前に舗装された無料駐車場(約100台)があり、身障者用区画も設置されています。 |
URL | 伊勢神宮 |
連絡先 | 瀧原宮斎館 0598-86-2018 神宮司庁 0596-24-1111 |
歴史・由来
瀧原宮(たきはらのみや)は、三重県度会郡大紀町にある伊勢神宮内宮の別宮で、天照坐皇大御神御魂(あまてらしますすめおおみかみのみたま)を祀ります。
瀧原宮は、伊勢湾に注ぐ宮川を約40キロメートルほど上流に遡り、その支流・大内山川が杉の生い茂る森林のなかに渓谷を形作り、さらにいくつもの支流になって流れる場所に鎮座しています。
垂仁天皇皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神を祀るにふさわしい場所を求めて諸国を訪ね歩いていたとき、「大河の瀧原の国」といわれる麗しい土地を見つけ、天照大神の御霊を奉斎したのがはじまとりされています。
のち倭姫命はこの地を離れて伊勢に向かいましたが、伊勢神宮が現在の伊勢の地に鎮座する以前に天照大神を祀っていたという意味で、「元伊勢」とよばれる場所の一つになっています。
境内には瀧原宮、瀧原竝宮(たきはらのならびのみや)、若宮神社、長由介神社(ながゆけじんじゃ)(川島神社と同座)の4棟の社殿があり、うち瀧原宮、瀧原竝宮は同じ天照坐皇大御神御魂を祀っていますが、これは和御魂と荒御魂を別々に祀ったもので、古い祭祀のあり方を伝えるものとされています。
車椅子で旅行するポイント
周辺の名所・観光スポット
道の駅「奥伊勢木つつ木館」
国道42号沿い、瀧原宮の入口にある道の駅。地場産品である一枚板の家具をはじめとする木工品を展示販売するほか、売店やレストランでは大内山牛乳を用いた乳製品、松阪牛や鹿肉の「もみじ丼」などを提供している。瀧原宮参拝時の木工教室や手荷物一時預かりサービスも行っている。
【身障者用トイレ・スロープあり】
■参考リンク:木つつ木館