丹波篠山春日神社

2024年5月5日神社

春日神社は、兵庫県丹波篠山市にある神社です。平安時代の貞観年間、日置荘の氏神として奈良の春日大社を勧請したのが始まりといわれます。後に篠山城の築城に伴い現在地に遷座しました。境内には篠山藩主・青山忠良が建てた能舞台があり、国重要文化財に指定されています。

旅行先について

地図


(この地図の緯度:35.42725, 経度:136.770611

旅行先の概要

御祭神 武甕槌命、経津主命、天児屋命、姫大神
所在地 兵庫県丹波篠山市黒岡75
交通 JR福知山線「篠山口駅」からウイング神姫バス(篠山営業所行)で約15分、「春日神社前」停留所下車
舞鶴若狭自動車道「丹南篠山口IC」から車で約10分
拝観料 無料
駐車場 境内裏手(北側)に砕石敷きの無料駐車場あり
URL
連絡先 丹波篠山春日神社 079-552-0074

歴史・由来

春日神社は、兵庫県丹波篠山市にある神社です。

平安時代の貞観年間、日置荘黒岡村の氏神として、奈良の春日大社を勧請したのが始まりといわれます。

当初は笹山と呼ばれる丘の上にありましたが、慶長14年(1609)に篠山城が築城されるに及び、現在地に遷座したということです。

この神社は代々の篠山藩主から崇敬を受け、慶安2年(1649)には松平忠国が「黒馬の絵馬」を奉納しています。この絵馬は狩野尚信の筆と伝わるもので、今でも絵馬殿に掲げられており、丹波篠山市の指定文化財です。

また、自身も能鑑賞が趣味であった青山忠良が文久元年(1861)に建てた能舞台もあり、国重要文化財に指定されています。毎年4月第2土曜日にはこの舞台で「篠山春日能」が開催され、多くの人でにぎわいます。

春日神社の秋祭りは江戸時代前期から続く伝統の行事で、特に京都の祇園祭の影響を受けた山鉾が登場することで知られます。当日は素戔嗚尊が八岐大蛇を退治する場面を描いた「三笠山」をはじめとするきらびやかな鉾山や太鼓みこしが町内を巡行します。

車椅子で旅行するポイント

【1】春日神社前バス停から丹波篠山春日神社に向かうと鳥居に段差があり、簡易スロープが渡してある。
【2】鳥居の先の随身門にも階段があるが、右手に木製のスロープがある。
【3】境内東側の鳥居はコンクリートの階段の中央がスロープになっている。ただし傾斜はかなり大きい。
【4】境内は参道部分のみ石畳で、他は全面的に玉砂利が敷かれている。
【5】春日神社の拝殿付近。周囲よりも1段高くなっている。両脇には末社に続く石段がある。





境内配置図 [凡例]
フレッシュバザール前バス停(コミバスハートラン) 鳥居 春日会館 随身門 絵馬殿 天満宮 手水舎 愛宕神社 能舞台 本殿 社務所 春日神社前バス停(ウイング神姫バス) フレッシュバザール篠山店 篠山簡易裁判所 JA丹波ささやま特産館ささやま 丹波篠山市立歴史美術館

移動のしやすさ

★★★☆☆

バリアフリーの状況

春日神社の境内は参道部分のみ石畳、他は玉砂利が敷かれており、平坦だが場所によっては玉砂利が厚く堆積している。外から境内に入るには、階段のある鳥居や門を経由することになるが、簡易スロープを適切な幅に置き直す必要があるかもしれない。駐車場は境内北側にあるが、駐車場から直接境内には入れないので、200メートルほど迂回を要する。

周辺の名所・観光スポット

篠山城跡

篠山城跡」は、慶長14年(1609)に徳川家康が西国大名への牽制として天下普請により築かせた平山城で、ほぼ正方形の縄張が特色です。もとこの場所には「笹山」と呼ばれる小山があり、春日神社が鎮座していたといわれます。篠山城跡には現在も外堀や石垣、馬出しなどが残るほか、周囲には武家屋敷や町人屋敷といった城下町の風景が広がり、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。また、二の丸大書院の建物が復元され、内部を観覧することができます。

【身障者用トイレ・スロープ・車椅子貸出あり。大書院は障害者手帳所持者無料。ただし、二の丸に入るには傾斜のある石畳の長いスロープを通る必要があるほか、大書院でも係員に申し出てスロープを仮設してもらう作業があるので注意のこと。】

■参考リンク:ウイズささやま>篠山城大書院

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このページの執筆者
@tabisora110