宇治上神社
宇治上神社(うじがみじんじゃ)は、京都府宇治市にある式内社で、ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産の一つに登録されています。国宝の本殿は平安時代後期に造営されたもので、我が国で最古の神社建築です。
旅行先について
地図
(この地図の緯度:34.892056, 経度:135.811417)
旅行先の概要
御祭神 | 菟道稚郎子命、応神天皇、仁徳天皇 |
---|---|
所在地 | 京都府宇治市宇治山田59 |
交通 |
京阪電気鉄道(京阪電鉄)宇治線「宇治駅」から徒歩約10分 京滋バイパス「宇治東IC」から車で約5分 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | 境内に砕石を敷いた参拝者専用駐車場(無料だが冬季の開門時間は9時から16時20分まで)あり |
URL | 京都府>宇治上神社 |
連絡先 | 宇治上神社 0774-21-4634 |
歴史・由来
宇治上神社(うじがみじんじゃ)は、京都府宇治市にある式内小社で、ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産の一つに登録されています。
創建の由来は明らかではありませんが、宇治川の対岸に平等院鳳凰堂ができると、その鎮守社とされ、当時の貴族から篤い信仰を受けました。
本殿は流造の内殿3棟を外側から大きな覆屋で囲んだ特異な形態で、平安時代後期に造営されたものとみられ、我が国最古の神社建築として国宝に指定されています。
その手前にある切妻屋根で檜皮葺の拝殿は鎌倉時代前期のものですが、寝殿造の遺構とされる住居風の建築物で、同様に国宝の一つです。
また、境内から湧き出している「桐原水」は、特産の宇治茶にも欠かせない「宇治七名水」の一つであり、復元されたものを除き、七名水のなかでは現存する唯一のものです。
古くは地名の宇治を「莵道」と書いたことからウサギの形をした「うさぎみくじ」、紫式部にちなんで紫紺の台紙に金文字で記した御朱印なども頒布しています。
車椅子で旅行するポイント
本殿(国宝) 拝殿(国宝) 摂社春日神社(国重要文化財) 末社 桐原水 授与所 社務所 鳥居 さわらびの道 宇治神社 朝霧通り |
移動のしやすさ
★★★☆☆
バリアフリーの状況
宇治上神社は近くまで自動車でアクセスできるが、道路幅が狭いので注意したい。正面鳥居を入ると左手に砕石を敷いた無料駐車場がある。正面参道の神橋に段差があるが、左手の別の門からは段差なく入れる。境内はおおむね平坦だが、拝殿から裏手の本殿に至るには階段がある。身障者トイレは付近の宇治神社参道沿いなどにある。
周辺の名所・観光スポット
平等院鳳凰堂
「平等院鳳凰堂」は、関白・藤原頼通が永承7年(1052)に開基した平等院の境内に建つ阿弥陀堂で、中堂の屋根に金銅製の鳳凰像を掲げることからこの呼名があります。仏師・定朝作の阿弥陀如来像を安置し、浄土式庭園に囲まれたこの建物は国宝に指定され、ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産の一つでもあります。
【身障者用駐車場・トイレ・スロープ・エレベーター(鳳翔館)あり。砂利道用のタイヤ幅が太い車椅子は正門・南門で貸出。】
■参考リンク:平等院