彌彦神社
弥彦神社は、越後平野に聳える弥彦山の麓に鎮座し、天香山命を祀る越後国一の宮です。『義経記』には源義経が参拝したとあり、「お弥彦参り」とよばれる庶民参詣も盛んでした。秋には境内で「弥彦菊まつり」が開催され、弥彦温泉での湯治などを兼ねて訪れる参拝者で特ににぎわいます。
旅行先について
地図
旅行先の概要
御祭神 | 天香山命 |
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所在地 | 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2 |
交通 | JR弥彦線「弥彦駅」から徒歩10分。 北陸道「三条燕IC」から国道289号経由、車で30分。 |
拝観料 | 無料。 ただし、「宝物館」は大人300円、高・大学生200円、小・中学生100円。 |
駐車場 | 神社脇駐車場は小型50台、大型20台、無料。他に競輪駐車場ほか周辺に相当台数分あり。 |
URL | 越後一宮彌彦神社 |
連絡先 | 彌彦神社 0256-94-2001 |
歴史・由来
彌彦神社(いやひこじんじゃ、やひこじんじゃ)は、新潟県弥彦村にある神社で、天香山命(あめのかごやまのみこと)を祀る、越後国一の宮です。
越後平野の中央に聳える弥彦山の麓に鎮座し、『万葉集』にも「伊夜彦神」とみえるなど、古くから崇敬をあつめていたことが知られます。『延喜式』神名帳では名神大社に列しています。
『義経記』には源義経がこの社を参拝したとあり、徳川幕府からも社領500石を寄進され保護されたほか、「お弥彦参り」とよばれる庶民参詣も盛んでした。
火災などもあり現在の本殿は大正5年(1916)再建と比較的新しいものですが、境内の末社十柱神社の建造物は元禄7年(1694)建立で国の重要文化財に指定されています。
また、7月に行われる「弥彦神社燈籠おしと舞楽」は、弥彦神社に古くから伝わる燈篭神事で、国の無形民俗文化財に指定されています。
車椅子で旅行するポイント
御本殿 拝殿 祈祷殿 社務所 随身門 鼓楼 十柱神社:元禄時代建築の国指定重要文化財 宝物殿 舞殿 神馬舎 手水舎 絵馬殿 車両祓所 第二社務所 トイレ 弥彦山ロープウェイシャトルバス乗降場 神社脇駐車場 玉の橋 表参道 一の鳥居 みずほ館 相撲場 弓道場 日本鶏舎 鹿苑 東参道 祓戸神社 下諏訪神社 桜苑 村営第一駐車場 弥彦競輪場 新潟県道29号吉田弥彦線 弥彦山 弥彦駅 |
移動のしやすさ
★★★★☆
バリアフリーの状況
弥彦神社の表参道を通って拝殿に至る一般的なルートでは、一の鳥居、二の鳥居、随神門のそれぞれで石段を上がらなければならない。
そのため、神社脇駐車場に駐車の上で、車祓所までの舗装道と、そこから先の砕石敷の道路を通って、弥彦山ロープウェイのシャトルバス乗降場を経由し、南側の神門から垣内に入るルートがまず挙げられる。駐車場には身障者用駐車区画と身障者用トイレがある。ただし、神門と道路の擦り付け部分に段差が生じているので注意のこと。
可能であれば、弥彦競輪場方面まで大回りして自動車で社務所前までいったん出て、ここから石畳で舗装された参道を通って、北側の神門から垣内に入るルートのほうがより移動がしやすい。
拝殿の正面は6段の石段、周囲は参道部分を除き玉砂利が敷かれている。この石段の両サイドはスロープ状になっていて賽銭箱前に出るつくりである。
なお、身障者用トイレは神社脇駐車場のほか、境内相撲場脇と村営第一駐車場内にある。
周辺の名所・観光スポット
弥彦温泉
弥彦神社の門前に広がる温泉街。温泉の開削自体は戦後と比較的新しいが、古くから彌彦神社の参拝者のための宿場町として栄えた場所で、食事処や土産物屋も多い。泉質は透明なアルカリ性単純泉。【バリアフリー宿泊施設あり】
■参考リンク:やひ恋>泊まる・温泉
弥彦山スカイライン
弥彦山の山麓から山頂へと連なる総延長13.7キロメートルの軽快なドライブコースで、日本海や遠く佐渡までが一望できる。秋の紅葉は見事。 【山麓の立岩駐車場に身障者トイレあり。冬季通行止。】
■参考リンク:やひ恋>弥彦山スカイライン